CRM Insight について、インストールから起動、バッチ処理 及び 操作に関するトラブルと質問についてまとめてあります。
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インストールに関するトラブルと質問一覧
- インストール製品名に「Text1」と表示される。
- バージョンアップ後にユーザ名「admin」でログインしようとしたが、 「ユーザ名、パスワードが違うか、もしくは無効なユーザ名です」 というメッセージが出てログインできない。
- サンプルデータを使ってまずはメニューを実行したい。
インストールに関するトラブルと質問の回答
- 1.インストール製品名に「Text1」と表示される。
- ネットワーク上にあるのドライブやフォルダーの「msiLauncher2.exe」を起動した場合表示されます。 ローカルに「CRMInsight」フォルダーをコピーしてから「msiLauncher2.exe」を実行してください。
- 2.バージョンアップ後にユーザ名「admin」でログインしようとしたが、 「ユーザ名、パスワードが違うか、もしくは無効なユーザ名です」 というメッセージが出てログインできない。
- 旧バージョンの設定を残されている場合には、旧バージョンでご使用になられていたパスワードを入力してください。 もし、adminのパスワードを忘れてしまった場合には、サポート窓口にご相談ください 。
- 3.サンプルデータでを使ってまずはメニューを実行したい。
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メディアのDocument\デモ設定ガイドをご覧いただき、サンプルデータを配置してください。
配置後にメニューをお使いいただけます。
メニューの操作方法はCRMInsightにログインして、 Help→ユーザガイド→画面操作で「操作ガイド」をご覧ください。
各種設定に関するトラブルと質問一覧
- ログインパスワードが変更できない。(2.2.0以前)
- Internet Explorerで「未対応ブラウザです」とでる。
- データ可視化サーバーの接続エラーになる。(2.3.0以降)
- 結果表示速度が遅いようなのですが。
各種設定に関するトラブルと質問の回答
- 1.ログインパスワードが変更できない。(2.2.0以前)
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バージョン2.3.0以降は解消されています。
それ以前のバージョンをお使いの場合は、以下の代替方法で変更してください。
管理者ユーザでログインいただき、 「管理->ユーザ」から、ユーザ名を選択後に、「パスワード初期化」とすると、 該当ユーザが次にログイン時にパスワードを再設定することができます。 - 2.Internet Explorerで「未対応ブラウザです」とでる。
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Internet Explorer11以上をお使いください。
Version11をお使いの場合は、Internet Explorerの設定で次の項目を確認してください。
ツール→互換表示設定で「イントラネットサイトを互換表示で表示する」にチェックがある場合はチェックを外してください。
- 3.データ可視化サーバーの接続エラーになる。(2.3.0以降)
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次の点をご確認の上、対処してください。
<サーバー側の対処方法>
(1)WindowsUpdateを最新にする
CRMInsightは「VC2015のランタイムライブラリ」を使用しています。 ランタイムライブラリが正しく動作するためには「KB2999226」が適用されている必要あります。
(2)Internet Explorer のインターネットオプション[接続]→[ローカルエリアネットワーク(LAN)の設定]で プロキシーサーバを 使用する設定がされている場合には、 「ローカルアドレスにはプロキシーサーバーを使用しない」にチェックをいれる。
<クライアント側の対処方法>
(1)プロキシーサーバーの基本設定は変更せずに、CRMInsight が稼働しているホストのアドレスを、例外へ登録してください。 - 4.結果表示速度が遅いようなのですが。
- サーバーで他の重いプロセス(セキュリティーソフト等)が動作していないか、 ネットワークの負荷や電源オプション(ecoモードになっていない)等を確認してサーバのチューニングを行ってください。 チューニング後も改善しない場合はサポートにご相談ください。
バッチ処理に関するトラブルと質問一覧
- 開始時刻になってもバッチ処理が開始されない。
- バッチ処理のログはどのように確認すれば良いのか教えてください。
- バッチ処理が終了してるが、logには「終了」と出ていない。
- データインポート(Import)処理中にエラーとなる、 または、事前集計のログ(log_presummary.txt)に「データインポート処理が終了していない」と出ている。
- データインポート(Import), 事前集計(Presummary), 事前分析(Analysis)の役割について教えてください。
- 購買履歴データの全量入れなおしを行う場合の注意点を教えてください。
バッチ処理に関するトラブルと質問の回答
- 1.開始時刻になってもバッチ処理が開始されない。
- 「バッチ実行ユーザ」が正しく登録されていない可能性があります。 管理メニューの「設定」タブにおいて、「バッチ環境設定」の「ユーザ名」がサーバ上の(OSの)管理ユーザーになっているかを確認ください。 右側の「ユーザ変更」ボタンから再度ユーザーを登録し、再登録後にあらためてバッチを実行してみてください。
- 2.バッチ処理のログはどのように確認すれば良いか教えてください。
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サーバ内に出力されるログファイルは次のものです。
+ C:\VAPWEBServer\vmsprj\crminsight\(C:にインストールした場合)
- log_import.txt (Import)
- log_presummary.txt (Presummary)
- log_analysis.txt (Analysis)
+ C:\VAPWEBServer\log\crminsight\(C:にインストールした場合)
- batch.log
- action.log
これらのファイルに実行状況などのメッセージが書かれています。
実行終了後に内容を確認してください。もし解決できない場合は、 サポート窓口までログファイル一式を添付の上ご連絡ください。 また、これらのファイルが無いようでしたらその旨サポートまでお知らせください。 - 3.バッチ処理が終了してるが、ログ(log_*.txt)には「終了」と出ていない。
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まずは、ログファイルを確認して、エラーになっていないかを確認ください。
エラーがない場合は、バッチ設定の「タイムアウト」の時間に達した可能性があります。
タイムアウトの時間を大きく変更して再実行してください。 - 4.データインポート(Import)処理中にエラーとなる、 または、事前集計のログ(log_presummary.txt)に「データインポート処理が終了していない」と出ている
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データインポート(Import)のログ(log_import.txt)にエラーがでていないかをご確認ください。
同様に、事前分析(Analysis)のログ(log_analysis.txt)に「事前集計処理が終了していない」と出ている場合は、 事前集計(Presummary)のログ(log_presummary.txt)にエラーがでていないかをご確認ください。 - 5.データインポート(Import), 事前集計(Presummary), 事前分析(Analysis)の役割について教えてください。
-
Import、Presummary、Analysisの役割はおおまかに次のようになっています。
[Import]
元データの必要な項目を読み込み、独自形式に変換する。(パラメータファイル:param_import.csv) 。
→ データセット1 (保存フォルダ:CRMInsightOrgData.pr0)。
※過去のデータは破棄されます。
[Presummary]
上記のデータセット1を加工(基礎集計)します。(パラメータファイル:param_presummary.csv)
a) 過去のデータが存在する場合には、合算して上書きする。
b) 過去のデータが存在しない場合には、そのまま保持する。
→ データセット2 (保存フォルダ:CRMInsightPreSummary.pr0)
[Analysis]
上記のデータセット2に対して基礎分析処理を行う。 (パラメータファイル:param_analysis.csv)
→ データセット3 (保存フォルダ:CRMinsightData.pr0)
ImportとPresummaryをワンセットとして、 「新しいデータや抜けたデータが入った際」にこれらを実行してください。
特にPresummaryは同じデータに対して2度実行してしまうと、蓄積する処理ですので結果も2重になってしまいます。
AnalysisはPresummaryが実行されてデータセット2が更新された場合および事前分析パラメータファイル(param_anal.csv)を変更したときに実行してください。
- 6.購買履歴データの全量入れなおしを行う場合の注意点を教えてください。
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全量データの処理しなおしの場合はImportとPresummaryのデータセットの削除が必要です。
CRMInsightOrgData.pr0とCRMInsightPreSummary.pr0のフォルダーをあらかじめ削除してください。
操作に関するトラブルと質問一覧
- メニューを実行すると事前分析ファイル「*.vdt」が存在しませんとなる。
- メニューを実行するとVAPスクリプトエラーになる。
- 店舗リストに「不明」が入っている。
- 商品マスタの分類(大分類、中分類、小分類)を全く別のものに変更した場合、 購買履歴を全量入れ直す必要がありますか。
- 「指定商品分析メニューが」で20分以上実行中になり結果が表示されない。
- 売上推移、来客推移、ポイント推移の月次が1か月分しか表示されない
- 購買傾向セグメント分析を実行すると「顧客プロファイルデータがありません。管理者にお問い合わせください。」とでる。
- ポイントデータと購買明細は 1対多の関係にありますが、購買明細がなしとしても分析は可能でしょうか。
- 事前分析パラメータの「会員ステージ在籍期間分割点」はそのままで、「会員ステージ意味」だけ表示を変更したい場合,全量流し直しが必須でしょうか。
- 期間を年度で集計したいのですがどのようにすればいいですか。
- 併売状況の期間に、半期の期間を追加することは可能でしょうか。
- 売上クロス、来客クロスで表示店舗数を増やしたい。
- 購買傾向セグメント分析で使用する「購買セグメントウエイト」で指定する数量/小計/なしの結果への影響はどのようになるのでしょうか。
- 購買傾向セグメント分析で使用するパラメータ「購買セグメント学習回数」 「購買セグメント繰り返し数」、「購買セグメント比較候補数」について教えてください。
- 購買傾向セグメント分析で、商品、会員にふられるセグメントは日々、変化する可能性があるのでしょうか。
- ポイント効果分析で「購買履歴がない」と表示される。
操作に関するトラブルと質問の回答
- 1.メニューを実行すると事前分析ファイル「*.vdt」が存在しませんとなる
- バッチ事前分析(Analysis)が実行中の可能性があります。 バッチ事前分析が正常に終了しているかどうかを ログ(C:\VAPWEBServer\vmsprj\crminsight\log_analysis.txt)でご確認ください。
- 2.メニューを実行するとVAPスクリプトエラーになる。
- 予期せぬエラーが発生している可能性がございます。 C:\VAPWEBServer\log\crminsight(ドライブC:にインストールしている場合)のフォルダーを zipにしてサポート窓口までお送りください。
- 3.店舗名に「不明」が入っている。
- 購買明細データの店IDが空欄であったり、店マスタの店名が空欄ですと、「不明」として扱われます。 店マスターと購買明細の連携を再度ご確認ください。
- 4.商品マスタの分類(大分類、中分類、小分類)を全く別のものに変更した場合、購買履歴を全量入れ直す必要がありますか。
- 全量の入れ直しが必要です。
- 5.「指定商品分析メニューが」で20分以上実行中になり結果が表示されない。
- 併売品比較の「実行の有無」を「ON」にして実行した場合、併売分析をオンデマンドで実行します。 併売分析は商品の組み合わせ分だけ網羅的に集計しようとするので、 分析対象期間が長くて、商品数が多い場合など処理の待ち時間が発生する場合があります。 パラメータの「最低併売数」を大きくすると対象の商品を絞ることができ、待ち時間を短縮することができます。
- 6.売上推移、来客推移、ポイント推移の月次が1か月分しか表示されない。
- 事前分析パラメータ(param_anal.csv)の「推移集計月数」の値をご確認ください。この値が1になっている可能性があります。適切な月数を指定してください。
- 7.購買傾向セグメント分析を実行すると「顧客プロファイルデータがありません。管理者にお問い合わせください。」とでる。
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分析の条件(事前分析パラメータ)が厳し過ぎるためプロファイルデータが生成されていない可能性があります。
条件を緩和すれば正常に処理されてプロファイルデータが生成されます。
次の事前分析パラメータを調整してください。
購買セグメント学習回数
購買セグメント繰り返し数
購買セグメント所属確率下限値
購買セグメント顧客別商品数下限値
購買セグメント商品別顧客数下限値
※学習回数と繰り返し数を大きくすると処理時間がかかりますが、クラスタリングの精度があがります。
※顧客別商品数下限値と商品別顧客数下限値を大きくすると、ある程度以上の購買実績のある顧客や商品を対象とするため、クラスタリングがより明確になります。
これらの値は、分析対象となる商品がどのようなものかを考慮して調整します。 - 8.ポイントデータと購買明細は 1対多の関係にありますが、購買明細がなしとしても分析は可能でしょうか。
- ポイントデータに含まれる購入IDは、必ず購買明細データにも存在する、 という前提になっています。
- 9.事前分析パラメータの「会員ステージ在籍期間分割点」はそのままで、「会員ステージ意味」だけ表示を変更したい場合,全量流し直しが必須でしょうか。
- バッチ事前分析Analysisのみを再実行してください。
- 10.期間を年度で集計したいのですがどのようにすればいいですか。
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2.2.0以降は年度で集計することが可能になりました。
事前分析パラメータの「基礎集計.期間.年度」を指定します。
例えば「基礎集計.期間.年度,0/1」とします。
これにより、全店概況集計、指定商品分析、商品分類分析の「期間」に今年度、前年度を選択できるようになります。 事前分析パラメータファイルを変更した場合は、Analysisの再実行が必要です。 - 11.併売状況の期間に、半期の期間を追加することは可能でしょうか
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2.3.0以降は可能になりました。
事前分析パラメータの「基礎集計.期間.半期」を指定します。
例えば「基礎集計.期間.半期,0/1/2」とします。
これで、半期、1つ前の半期、2つ前の半期を分析対象期間とできます。事前分析パラメータファイルを変更した場合は、Analysisの再実行が必要です。 - 12.売上クロス、来客クロスで表示店舗数を大きくしたい。
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売上クロス、来客クロスの店舗数など、表示項目数の上限を変更する場合は、
事前分析パラメータ(param_anal.csv)の「クロス集計上限項目数」の値を変更してください。
140店舗を表示したい場合は、次のようにします。
クロス集計上限項目数,140
事前分析パラメータファイルを変更した場合は、バッチ処理Analysisの再実行が必要です。
- 13.購買傾向セグメント分析で使用する「購買セグメントウエイト」で指定する数量/小計/なしの結果への影響はどのようになるのでしょうか。
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購買セグメントウエイトは、セグメンテーション時に共起の度合いで重要視(結びつきが強い)する値を指定します。
価格:売上金額の高い商品、購買金額の高い顧客を重要視します
数量:売上数量の多い商品、購入数量の多い顧客を重要視します
なし:売上回数の多い商品、購入回数の多い顧客を重要視します
たとえば、家電商品で、テレビ(売上金額高)とusbメモリー(購入数量多)では 「価格」であればテレビを、「数量」であればUSBメモリーを重要視したセグメンテーションを行います。 - 14.購買傾向セグメント分析で使用するパラメータ「購買セグメント学習回数」 「購買セグメント繰り返し数」、「購買セグメント比較候補数」について教えてください。
- これらのパラメータは購買傾向セグメンテーションの探索アルゴリズムの繰り返し数に関係しています。 学習回数や繰り返す数があまり小さいと収束せずに、正しい(精度がよい)セグメントができていない可能性があります。 処理時間の問題がクリアできるのあれば、ある程度の大きさ(たとえば20くらい)にして、実行いただくことで、 精度よい解を得ることができます。ただ処理時間が大きくなるので、これらパラメータ値は(セグメント数も含めて)事前に何度かパラメータを変えて実行した上で検討していただく必要があります。
- 15.購買傾向セグメント分析で、商品、会員にふられるセグメントは日々変化する可能性があるのでしょうか。
- 事前分析パラメータの設定次第です。 パラメータの「顧客フラグ判定期間種別」が四半期現在、半期現在のように「~現在」である場合、または「月数」である場合には、現在進行中の期間を分析の対象とするため、結果のセグメントは日々変化する可能性があります。 上記以外の設定(四半期、半期、年度)の場合には、“その期間ごとに”結果が変化して更新されます。
- 16.ポイント効果分析で「購買履歴がない」と表示される
- ポイント効果分析は、前期の実績に対して当期がどの程度伸びたかという変化(前期比)を分析するメニューです。 前期の購入が0回である場合、前期比を算出するために必要な購買データが無いのでこのようなメッセージが表示されます。 当期と前期の期間と購買履歴データをご確認ください。