トップ > シミュレーションとは > 多目的最適化

多目的最適化

多目的最適化とは、トレードオフの関係にある複数の目的関数を同時に求める最適化法です。多目的最適化で得られる解は、一般にパレート解と呼ばれます。 パレート解には、ある目的関数の高い解や別の目的関数の小さ い解など、その解はさまざまです。

得られたパレート解の性質から、どのようなパラメータセットにすれば目的の解を得ることができるかを分析する事が可能です。

例えば、生産シミュレーションにおいては、売上やコストから利益という一つの目的関数を定義するのではなく、売上とコストを別々の目的関数として、それぞれ最大化、最小化を行います。

多目的最適化からパレート解を求める方法には、遺伝的アルゴリズム(genetic algorithm: GA)や、ゴールプログラミングによる 希求水準法等があります。希求水準法は、意思決定者が目的関数に対する希求水準(望ましいと考えられる値)を設定し、パレート それに最も近いパレート解を得る方法です。

S-Quattro では、多目的最適化を解く手法として、多目的粒子群最適化(Multiobjective Particle SwarmOptimization:MOPSO) 法 を採用しています。

【参考文献】
雪島正敏,山本晃成 「S3 Simulation Systemの開発3 シミュレーション最適化」
日本オペレーションズ・リサーチ学会 2011年秋季研究発表会アブストラクト集(2011)