[(株)数理システム]

2009年度 S-PLUS学生研究奨励賞 結果発表


2009年度のS-PLUS学生研究奨励賞は、以下の通りの結果となりました。

最優秀賞(賞金10万円)

片所 強 様(目白大学 心理学研究科)
「S-LUSによるモデル解析とブートストラップ法を用いた因子負荷量の推定 -大学生の結婚に対する意識調査を通して-」

(授賞者より)
このたび最優秀賞という身に余るほどの賞を授かり感銘を受けております。また、このような作品発表の場を与えてくださった関係者の方々に加え、論文執筆にあたって助言をしてくださった諸先生方にも大変、感謝しております。
おそらく心理学的な立場から、因子分析における因子負荷量の推定にブートストラップ法を用いるという発想が評価につながったのではないかと想像しているところです。私としては、S言語を用いることによってプログラミング初心者であっても、手軽に数理的な理論をシミュレーションで理解できるという点を強調したつもりです。
今回の受賞をきっかけに、心理の分野からもS-PLUSという柔軟で強力なツールに対して関心が向けられるようであれば、これ以上に嬉しいことはありません。一方で、数学や工学などの専門家からも、心理学における統計学の発展に興味を示して頂くことを願ってやみません。

優秀賞(賞金5万円) 2件

宇佐美 慧 様(東京大学大学院 教育学研究科)
「RJMCMCアルゴリズムを用いた多次元一対比較データの解析法」

(授賞者より)
この度は、S-PLUS学生研究奨励賞優秀賞という身に余る賞を頂き、大変光栄に思っております。私の研究では,統計モデルにおける次元数を決定する問題で利用されるRJMCMCを,伝統的な心理学分野のモデルに適用しました。一連のアルゴリズムでは複雑な計算を大量に実行することが必要になりますが,S言語により容易に実装ができました。
本受賞を励みに、今後も研究に精進して参ります。最後になりましたが,論文を評価して頂いた関係各部の方々ならびに,普段からご指導をいただいている先生方と先輩方に心より御礼申し上げます。

岡村 瞳 様(東京理科大学 工学部 経営工学科)
「輸出変動における為替の影響分析」

(授賞者より)
この度は、S-PLUS学生奨励賞優秀賞を頂き、大変光栄に思っております。論文を評価して頂いた関係各部の方々、そして御指導頂いた方々に、この場をお借りして心より御礼申し上げます。
S-PLUSの解析のし易さより,研究の全行程に渡って利用させていただきました.特に,アドオンモジュールfinmetricsに含まれている関数を利用することにより,スムーズに時系列解析を行うことができました.
本受賞を励みに、今後もS-PLUSを使用してさらに研究を発展させていきたいと思っております.本当に有難うございました。

特別賞(賞金3万円) 1件

豊田 健志 様(北海道大学 情報科学研究科)
「地球環境問題に関するインターネット調査データの解析 」

(授賞者より)
この度はS-PLUS学生研究奨励賞特別賞を頂き、誠にありがとうございます。本報告ではS-PLUSを用いることで、近年注目が集まっている地球環境問題に関するアンケート調査データについての特徴を適切に表現することができました。
この研究を通して、様々な分野で統計的解析手法を活用できる手ごたえを実感いたしました。今後の研究においては分析能力のさらなる向上に努めたいと思います。
最後になりましたが、審査して頂いた関係各部の方々、ご指導を頂いた方々に厚く御礼申し上げます。素晴らしい賞を頂き,本当にありがとうございました.

佳作(賞金1万円) 10件

村上 大輔 様(筑波大学大学院 システム情報工学研究科 社会システム工学専攻)
「空間従属性に対する交通ネットワークからの影響に着目したKrigingの拡張」

横山 宗樹 様(京都工芸繊維大学大学院 工芸科学研究科 デザイン経営工学専攻)
「店舗内空間要因が消費者態度に与える影響 -ブランドイメージとストアイメージの乖離が顧客満足に及ぼす影響-」

杉原 良和 様(東京理科大学 工学部 経営工学科)
「リアル・オプション・アプローチによる住宅用太陽光発電への蓄電システム導入評価」

杉原 良和 様(東京理科大学 工学部 経営工学科)
「リアル・オプション・アプローチによる住宅用太陽光発電への蓄電システム導入評価」

神田 卓郎 様(東京理科大学 工学部 経営工学科)
「閾値を用いた感染症モデルに関する研究」

上醉尾 光 様(東京理科大学 工学部 経営工学科)
「スーパーマーケットにおける消費者購買調査 」

岡田 棟大 様(東京工業大学 社会理工学研究科 人間行動システム専攻)
「2段階推定法による階層潜在クラスモデルの推定 -階層クラスタリング法と情報ボトルネック法を用いて-」

中山 淳二 様(東京理科大学 工学部 経営工学科)
「理論株価と実際株価の乖離分析」

出江 聡子 様(東京理科大学 工学部 経営工学科)
「一般家庭における生鮮野菜の購買行動の分析」

酒井 雄介 様(東京理科大学 工学部 経営工学科)
「AHPによるポスト京都議定書に向けた温室効果ガス削減目標の提案」

発表会場光景

 
(数々の高いレベルの研究発表は、多くのS-PLUSユーザの方の関心の的になりました)  (ポスターセッション光景)

審査に当たって

2009年度の審査は、株式会社 数理システムにて行なわれました。(審査委員長 数理システム 代表取締役社長 山下 浩)

2009年度の「S-PLUS学生研究奨励賞」についても、学生研究らしい多数の優秀な応募を頂くことができました。投稿いただきました論文は、いずれも甲乙付けがたいものでしたが、審査に当たりましては「読み手に分かりやすく納得を得やすい表現と論理展開」「単にソフトウエアの一般的な出力を利用するのみならず、その利用方法に創意工夫を加えて独自の視点を加える」という点にも比較的大きなポイントを与えて選考致しました。

2010年度も、是非奮ってご応募ください!

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