[(株)数理システム]

(S-PLUS) S-PLUS mini course 第13回


S-PLUS mini course の13回目をお届けします。

東京もやっと夏らしくなりました。とはいっても、この好天気は今日までだそうですが・・・

さて、今回は予告どおり、Trellis グラフィックスについて、お話ししたいと思います。まず、Trellis って何でしょうか?ガーデニングブームで日本でもおなじみになってきた言葉ですね。格子を意味します。じゃ、日本語に直訳すると、「格子グラフ」っていったいなんでしょうか?簡単な例を考えて見ましょう。

ある会社で、「年齢と年収」の相関関係を見ることにしました。(年功序列型の給与体系から、実績による体系への脱皮を図っている?)これだけなら、S-PLUS のコマンド、plot を使うと、すぐに作図できますね。「人事」というデータ・フレームに全社員の情報が行ごとに入っていると して、

plot(人事$年齢, 人事$年収)

とすれば、OK でした。担当者はこれを性別やあるいは、職種ごとに見たいな、と言い出しました。これももっともな意見です。じゃ、性別ごとに、グラフを作って、1つのウィンドウに表示させて比べて 見てみましょう。

par(mfrow=c(2,1))
# ウィンドウを2x1にする
plot(人事$年齢[人事$性別=="男"], 人事$年収[人事$性別=="男"])
# 男の人のデータだけで作図
plot(人事$年齢[人事$性別=="女"], 人事$年収[人事$性別=="女"])
# 女の人のデータだけで作図

結構煩雑ですね。おまけに、X,Y 軸はそれぞれのデータから自動的に設定されてしまいますから、あらかじめ揃えておく必要があります。性別みたいに、2つに分ければよいデータばかりではないし・・・何かもっといい方法はないでしょうか?

そこで登場するのが、Trellis グラフィックスです。このようなグラフは

xyplot(年収 ~ 年齢 | 性別, data=人事)

この1行だけで描けてしまいます。おまけに、plot で2つグラフを描くより見やすくて、軸の範囲などがそろっているので、比較にも便利 です。

「格子グラフ」の意味もなんとなく、ご理解いただけたのではと思います。そう、複数のグラフが格子状に表示されているんですね。 このグラフについて、次回より、詳しくご説明したいと思います。 次回は 8/25 を予定しています。お楽しみに!

----------------------------------------------------------------

? お問い合わせ/資料請求はお気軽に。
(株)数理システム《S-PLUS》グループ <splus-info@msi.co.jp>