[株式会社 NTTデータ数理システム]

まえがき


この資料は、統計的データ解析の実務にパソコンを利用する場合に必要な統計理論の基本的考え方とデータ解析ツールの使用法についてとりまとめたものです。

最近ではパソコンの性能向上にともなって、多数の統計解析用ソフトが市販されておりますが、これから統計の実務を志す方にとっては、必ずしも使い易いツールばかりとは言えないようです。とくに、統計理論と解析ツールを並行してトレーニングできる入門書は少ないのではないでしょうか。

一般的に、数理統計とコンピュータ・プログラムの教育は、それぞれが個別に行われているため、統計の実務にプログラム言語がデータ解析ツールとしての役割を果たしにくいのが現状のようです。生きたデータを扱う応用統計の分野では入門の段階から統計理論と解析ツールが一体となったトレーニングが必要ではないかと思います。

ここで紹介しますデータ解析言語の哭侈孑は、これまでの科学技術計算用言語であるFORTRANやC言語などと異なって、データ解析とグラフィックのための対話型環境を有するオブジェクト指向言語です。

「データの発生するところ統計あり」といいます。これから、統計理論をマスターし実務に応用たいと希望されている方とって、哭侈孑は必ず役に立つものと考えます。 なお、S−PLUSは統計モデルのみならず、データ解析全般にわたり基礎から高度なモデルまで多数の関数が用意されておりますが、ここでは統計理論の入門にあわせ基礎的モデルについて、できるだけ身近な例題を取り上げながら、その使用法を紹介します。

本資料の作成にあたって、株式会社NTTデータ数理システムの田澤 司氏、水野 宗久氏よりご指導を頂きましたことを、ここに厚くお礼申し上げます。

平成 9年 3月

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中村 健二郎(中村技術士事務所)

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