S-PLUS Version 8.2J
S-PLUS Version 8.2J(日本語対応版)をリリースしました。
S-PLUS Version 8.2J への機能強化点
日本語の取扱い
日本語データを入出力し、取扱いが出来ます。グラフへの出力や印刷も可能です。また、S+Workbenchでも日本語の利用が可能です。
※ 一部のS言語関数で日本語未対応のものがあります。
64bit対応(コマンドモード)
従来のGUIから利用する32bit版に加えて、大規模データを高速に処理できる64bit版がリリースされました。32bit版と64bit版は同時に利用可能です。
64bit版はコマンドモードのみで、コンソールもしくはS+Workbenchの上で利用できます。
64bit版のパフォーマンステスト
NTTデータ数理システムにて測定。CPU: i3-2100、RAM 16GB、Windows 7(64bit) 上にて。 S+Workbench(英語版)上で、sys.timeのCPU時間で計測。
処理内容 | コマンド | 実行時間(秒) |
---|---|---|
1億件のデータの平均 | mean(x) | 3.59 |
1億件のデータの分散 | var(x) | 5.65 |
3000行*3000列の密行列の逆行列計算 | solve(mat) | 37.8 |
1000万件、説明変数5の重回帰分析 | lm(y ‾ x1+x2+x3+x4+x5) | 10.08 |
100万件、説明変数5(連続量)の樹形モデル | tree(y ‾ x1+x2+x3+x4+x5) | 32.95 |
3000万件、3水準の2変数のクロス集計 | table(x1,x2) | 6.87 |
1億件データのヒストグラム描画 | hist(x) | 41.51 |
S-PLUS Version 8.2Jの対応OS
- 保守契約加入中のお客様:無償にてバージョンアップ
- 保守契約未加入のお客様:有償にてバージョンアップ(なお、同時に割引料金で保守に加入するサービスもございます)
対応OSについてはこちらのページをご確認ください。
バージョンアップ手続きについて
全てのS-PLUSユーザ様には、保守の加入/未加入を問わずバージョンアップ申込書が、現在のライセンス登録先に郵送されます。万一、お知らせが届いていない場合は、現在お持ちの製品シリアルNo.をお知らせの上、NTTデータ数理システムにお問合せください。シリアルNo.が判明しない場合は、当社でお調べいたします。(多少時間が掛かる場合があります)
製品は2月1日から出荷しております。ご不明な点は、下記のNTTデータ数理システムにお気軽にお問合せください。
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