事例紹介 情報サービス業

i-lligraサジェストについて、簡単に紹介してください。

i-lligra(アイリグラ)サジェストは、株式会社NTTデータが開発・販売している、ユーザビリティ向上のソリューションです。i-lligraサジェストの活用によって、利用中の Web システム(コールセンタシステムやECサイトなど)で、サジェスト検索(キー入力候補表示)やマッチング検索(クリック検索)が利用できるようになります。

i-lligraサジェストにおける検索の対象データ(検索インデックス)を辞書と呼びます。この辞書の作成や分析・検証などの一連の作業を VMStudio 上で行えるようになっています。

i-lligra サジェストと VMStudio はどのように連携しているのでしょうか？

i-lligraサジェストと VMStudio の連携は、汎用アドオンインターフェースによって実現しています。このインターフェースによって、i-lligra サジェストの各機能を VMStudio のアイコンとして提供できるようになりました。データ加工や変換といった VMStudio の標準アイコンと、i-lligraサジェストの辞書作成や検索のアイコンを組み合わせて利用する事ができます。

(画像をクリックすると拡大します。)

VMStudio を選ばれた理由は何でしょうか？

理由は、ビジュアルプログラミングと汎用アドオンインターフェースです。

運用、メンテナンスなどを考慮し i-lligraサジェストの分析シナリオを分かりやすく提供するためには、ビジュアルプログラミングのような可視化の手法が必要です。

また、独自開発した日本語処理モジュールの組込みについても、配慮が必要でした。この組込みのインターフェースの要件は、特定機能向けの固有仕様ではなく、汎用的に広く使えるインターフェース仕様になっているかどうかでした。

この2つを共に満たしているのが、VMStudio です。

NTTデータでは VMStudio のデータ加工や分析の機能を活用し、これまで実施してきた分析事例をデータ分析技法「BICLAVIS」として体系化しています。この自社独自メソドロジとの親和性が高かったのも VMStudio を選択した理由の一つです。データ加工や分析の機能が充実しているのも、ポイントでした。

どのような方々にお勧めですか？

i-lligraサジェストはユーザビリティ向上のソリューションです。現在利用されているWebシステムの入力や検索が使いづらいようでしたら、ぜひi-lligraサジェストの導入をご検討いただきたいです。使いやすさの向上に留まらず、ユーザーやオペレーターの作業コストの削減や、データ入力品質の向上を実感いただけると思います。

入力や検索用の辞書の検証・運用が面倒かと思われるかもしれませんが、VMStudio との連携によって、分かりやすく行えます。ぜひ、ご覧いただきたい機能です。

もう一つの大きな特徴は、分析結果(見込客のターゲティング分析や需要予測などの結果)をコールセンタやECサイトのようなCRMシステムに流通させたい場合にあります。ターゲティングリストや商品リストのデータは、VMStudio 上でそのままi-lligraサジェストの検索対象データとして取り込めます。もし、システム間にまたがるデータ流通に課題があったとしても、驚くほど簡単に解決できてしまいます。

(画像をクリックすると拡大します。)

関連情報

株式会社NTTデータ


i-lligraサジェスト


戦略的な情報活用を組み込んで顧客の変革を加速させる
NTTデータのBIサービスを体系化して提供開始
http://www.nttdata.co.jp/release/2010/082000.html


注 「i-lligra」「BICLAVIS」は、日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
　　　その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。