.. -*- coding: utf-8 -*- 式 -- ここでは,これまでの結果出力(油田運転日数/週,全運転コスト)に加えて,各製品の生産量/週も出力してみます. .. math:: \begin{array}{ll} \hline prod_j = \displaystyle\sum_{i \in OilField}{prodX_{i,j} \cdot x_i}, \forall j \in Product & 製品jの生産量/週 \\ \hline \end{array} この式に対応する PySIMPLE の記述は,以下のようになります.:: prod = Sum(prodX[i,j]*x[i], i) prod.name = '製品の生産量' PySIMPLE では式は宣言なしに扱うことができます. name 属性は自動で与えられますが,上記のようにして変更することもできます. また,index も自動で与えられます.上記の場合,i で和をとっているので prod の index は j となります. 次に生産ノルマの記述を見てみます.:: problem += Sum(prodX[i,j]*x[i], i) >= norma[j], '製品ノルマ' 左辺は先ほど定義した prod と全く同じ内容ですので,以下のように左辺を prod に置き換えることができます. :: problem += prod >= norma[j], '製品ノルマ' prod は単なる置き換えなので,上記のように添字を用いなくても構いませんが,添字を明記することもできます.:: problem += prod[j] >= norma[j], '製品ノルマ' 次に結果出力部分に以下のように prod を追加します.:: print(prod.val) 同様に添字を明記する場合は ``print(prod[j].val)`` と記述してください. これで,製品の生産量/週が出力されるようになりました.生産量の出力結果は,以下のようになります.:: 製品の生産量[重油].val=12.000000001507413 製品の生産量[ガス].val=24.000000000850335 このモデルは PySIMPLE のサンプルとして同梱されています. このサンプルを実行するには次のようにします.:: $ python -m pysimple.sample.tutorial oil5