2003年度のS-PLUS学生研究奨励賞は、以下の通りの結果となりました。
細田 高道 様(英国国立カーディフ大学カーディフ・ビジネススクール)
「サプライチェーンにおける VMI(Vendor Management Inventory) に関する一考察 〜ブルウィップ効果について〜」
(授賞者より) |
この度は、大変に名誉な賞をいただき大変うれしく思います。論文を審査していただいた関係各部の方々に深くお礼を申し上げます。 サプライチェーン・コンサルタントとしての実務経験からくる知識と、大学における理論研究がうまくマッチした内容であったことが、受賞の一因かと想像いたしております。サプライチェーンという、一見S-Plusとは無縁な分野でも十分にS-Plusが活用できるということ、さらに賞までいただけるということに我ながら驚きを隠せません。これもひとえに、S-Plusの懐の深さに起因するものと思います。 今回の受賞を励みに、今後はさらに発展させたモデルの研究を進めていく予定でおります。この度は大変ありがとうございました。 |
佐野 夏樹 様(筑波大学社会工学研究科 香田・鈴木研究室)
「SplusによるAdaBoostの実装」
(授賞者より) |
この度はS-PLUS学生研究奨励賞特別賞を頂き、大変ありがたく思います。本来、表彰の対象は優秀賞、佳作のみでしたが、S-PLUSユーザが参考にすることを配慮しているとのことで特別賞を頂くことができました。 学会発表ではないので、どのようなものが評価されるのだろうかと私なりに考えての応募だったのですが、S-PLUSが単に出来合いの統計ソフトではなく、S言語としていろいろなことが出来ることを示せたことが評価されたのだと思います.またAppendixとして自作関数のコードと解説を付けたのも評価されたのではないかと思います。 改善点としては直接展示会場で説明するわけではないので、もう少しポスターに言葉を増やしてポスターだけで理解出来る内容にした方が良かったと思います。 |
高橋 由武 様(大阪大学 医学部 保健学科 医用工学講座)
「脳医療画像信号へのS-PLUSの応用 -メディカルサプライチェーンリスク解析-」
佐藤 守 様(北里大学 理学部 生体分子動力学研究室)
「Curative effect of thyroxine treatment on hereditary hypothyroidism as
evaluated by normalization of pancreatic proteome of the rdw rat」
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(数々の高いレベルの研究発表は、多くのS-PLUSユーザの方の関心の的になりました) |
2003年度の審査は、株式会社 数理システムにて行なわれました。(審査委員長 数理システム 代表取締役社長 山下 浩)
今回、初めての試みとして「S-PLUS学生研究奨励賞」を設けましたが、多数の優秀な応募を頂くことができました。投稿いただきました論文は、いずれも甲乙付けがたいものでしたが、審査に当たりましては特に「S-PLUSの有効活用が発表内容から見て取れる」という点にも比較的大きなポイントを与えて選考致しました。
また、「S-PLUSユーザの方が参考にされる」ことを視点とした場合に、特に優れた発表に関しては、急遽特別賞を贈らせて頂きました。
(参考) 2003年度学生研究奨励賞 募集要項