VMStudio 新バージョン 8.2 をリリースいたしました!
Visual Mining Studio 8.2 の新機能をご紹介いたします。
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新機能一覧
新アイコン 「対話型モデル 学習」「対話型モデル 教師値設定」「対話型モデル 予測」 の追加
対話型モデル分析機能により、一部のデータにしか教師値(正解値)が付与されていないケースでも分析モデルの構築・効率的な改善および予測が行えるようになります。 通常、大量の学習データに対して教師値を付与する作業は非常に煩雑になり、大きな労力を要します。対話型モデルの分析機能では、少量の教師値データから初期モデルを生成し、 予測精度をより大きく向上させるデータを優先的に教師値を付与(ラベル付け)することができるため、同じ労力でより大きな精度向上が見込めます。

新アイコン「ランダム次元圧縮」の追加
ランダム次元圧縮は、行列積演算により高速に次元数(列数)を減らすことができます。 スパースなデータの場合、データの情報量に対して分析処理にかかる時間が長くなってしまいますが、 次元圧縮によって情報量をできるだけ保ったまま高速に処理を行うことができます。 行同士の距離(特にユークリッド距離)の大小関係を高確率で維持したまま次元数を減らすことができるため、 k-NN分析やクラスタ分析の前処理として有効です。

新アイコン「SQL作成」の追加
SQL作成アイコンにより、VMS上のモデリングアイコン からデータベース上で直接予測が行えるSQL文を生成することができます。 例えば、データベースにあった今年のデータからモデルを作成し、翌年に新しくデータベースに追加されたデータを用いて予測する場合、 今までは新しく追加されたデータをVMS / VAP 内に新たに取り込む必要がありました。SQL作成アイコンにより作成されたSQL文があれば、 データベースに予測用データを準備し、作成されたSQL文を実行するだけで簡単に予測を行うことができます。予測結果はデータベース内のテーブルとして生成されます。

※SQL作成アイコンが対応しているモデリングアイコンは、以下の4アイコンです。
- Decision Treeアイコン
- Tree&RandomForestアイコン(ただし、Radom Forestは除く)
- クラスアソシエーション アイコン
- アソシエーション分析 アイコン
新しいアイコン「DB接続設定」「DBテーブル選択」「DBSQL」の追加
- モダンなユーザーインターフェイスに刷新しました
- ODBCの接続情報が暗号化されて保持されるようになったため、プロジェクトを開き直した際に再指定をする必要がなくなりました
- データベースの文字コードが指定できるようになり、Shift-JIS以外にUTF-8のデータベースにも対応しました
- これまでは64bitOSの場合64bitのODBCドライバと32bitのODBCドライバを設定していただく必要がありましたが、64bitのODBCドライバのみを設定すればよいようになりました
新機能一覧 は pdf ファイルでもご覧いただけます。
