[(株)数理システム]

2011年度 S-PLUS学生研究奨励賞 結果発表


2011年度のS-PLUS学生研究奨励賞は、以下の通りの結果となりました。
※同一賞内の掲載はエントリ順です。

最優秀賞(賞金10万円)

岡村 瞳 様(東京理科大学 工学研究科)
「投資計画期間中のリスクを考慮した多期間ポートフォリオモデルの検証」

(授賞者より)
この度は、最優秀賞という大変光栄な賞に選出して頂き、誠に有り難うございます。
私の研究では,S-PLUSに加えて,モジュールのS+NOUPTやS+Finmetricsを使わせて頂いたことで、同じソフトウェア上で統計処理,時系列解析,最適化計算を並行して行うことができ、研究の一連の流れをよりスムーズに記述することができました。
また、複雑化した最適化問題を短時間で解くことができるS+NUOPTが非常に役立ちました。
本受賞を励みに今後もS-PLUSを活用し、研究に精進して参ります。最後に、論文を評価して頂いた関係各部の方々、そして日頃から御指導頂いている諸先生方に深く御礼申し上げます。

優秀賞(賞金5万円) 2件

杉原 良和 様(東京理科大学 工学研究科)
「火力発電補填に着目した電力会社への太陽光発電システム導入評価に関する研究 -ROA(Real Option Approach)による分析-」

(授賞者より)
この度は、S-PLUS学生研究奨励賞優秀賞という光栄な賞に選出して頂き、誠に有り難うございます。
私の研究では、電力会社への太陽光発電の導入について、ROA(Real Option Approach)より評価を行いました。その際にS-PLUS上で評価モデルの実装や感度分析による評価を行いました。
特にROAの評価モデルの改変が容易に行うことができたこと、また感度分析では,S-PLUS上での出力が高速かつ容易であることや出力結果の加工が容易であることが,研究を進める上で非常に役に立ちました。
最後に、論文を評価して頂いた関係各部の方々ならびに、日頃から貴重なご助言を頂いている先生方に心より御礼申し上げます。

爲季 和樹 様(筑波大学 システム情報工学研究科)
「空間従属性を考慮した重力モデルの理論的発展」

(授賞者より)
この度はS-PLUS学生研究奨励賞優秀賞という光栄な賞を頂き,誠に有り難うございます。
本研究は、LeSage and Pace (2008)によって提案された、従来の対数線形型の重力モデルにフローデータの空間従属性を考慮する空間計量経済モデルを理論的に発展させるものですが、空間計量経済モデルの推定を始め、EMアルゴリズムや一般化線形回帰モデルの推定といった本研究の要となる部分は、S-PLUS無しには行えませんでした。
最後に、本研究を評価して頂きました関係各部の方々、日頃御指導を頂いている方々に深く御礼申し上げます。

特別賞(賞金3万円) 1件

早川 敦士 様(電気通信大学 システム工学科)
「インターネット掲示板の特定スレッドにおける時系列テキストデータに対するテキストマイニングとその考察 」

(授賞者より)
この度は、S-PLUS学生研究奨励賞特別賞という光栄な章に選出して頂き、誠に有り難うございます。
私たちの身近にあるインターネット上の掲示板を、時系列にテキストデータを分析するときに、S-PLUSは強力なソフトウェアでした。今後の研究には、分析力をより向上出来るよう精進したいと思います。
最後になりますが、審査して頂いた関係各部の方々、御指導を頂いた方々に深く御礼申し上げます。

佳作(賞金1万円) 10件

西尾 政人 様(大阪電気通信大学 工学研究科)
「一般化加法モデル(Generalized Additive Models: GAM)による個人ローンデータの解析」

村上 大輔 様(筑波大学 システム情報工学研究科)
「固有ベクトル空間フィルタリングの空間的に連続なデータへの適用」

緒方 法親 様(東京農工大学 連合農学研究科)
「S-PLUSを用いた次世代シーケンサーの実験デザインの最適化 」

渥美 幸一郎 様(法政大学 工学研究科)
「ARCH型モデルを用いた日経平均株価の日次ボラティリティの予測」

松村 卓 様(東京理科大学 工学部 経営工学科)
「クラウドERPの投資タイミングにおけるリアル・オプション適用」

石崎 裕一 様(東京理科大学 工学部 経営工学科)
「AHPと感度分析を用いた一戸建て住宅用太陽光パネルの順位付け」

審査に当たって

2011年度の審査は、株式会社 数理システムにて行なわれました。(審査委員長 数理システム 代表取締役社長 山下 浩)

2011年度の「S-PLUS学生研究奨励賞」についても、学生研究らしい多数の優秀な応募を頂くことができました。投稿いただきました論文は、いずれも甲乙付けがたいものでしたが、審査に当たりましては「読み手に分かりやすく納得を得やすい表現と論理展開」「単にソフトウエアの一般的な出力を利用するのみならず、その利用方法に創意工夫を加えて独自の視点を加える」という点にも比較的大きなポイントを与えて選考致しました。

2012年度も、是非奮ってご応募ください!

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