S-PLUS for Windows 初歩の初歩

1.はじめに


S-PLUSは、大きく分けて二種類の使い方ができるソフトウエアです。一つはデータ解析のためのアプリケーションとして、もうひとつはデータ解析のためのプログラミング言語(S言語)としてです。

(図1-1分析アプリケーションとして使うときのS-PLUS)

(図1-2 プログラミング言語としてして使用するときのS-PLUS)

S言語は統計解析処理を行う事を目的とした言語で、さまざまな統計関数や豊富なグラフを持っています。S言語の知識さえ身につけてしまえば、自由にいろいろな事ができます。C言語の関数を呼び出す事もできるので、CやUNIXに詳しい人には非常に使い勝手のいいものです。

とはいえ、言語の知識やプログラミングの能力を身につけるのはなかなか大変な事です。また、プログラミングの知識や能力がなければ、統計解析についての正しい知識や洞察力がもてないかというと、必ずしもそういうわけでもありません。

そこでS-PLUSは、S言語を知らなくてもS言語の持つ解析やグラフの機能が使えるようにもなっています。プルダウンメニューからマウスクリックするだけで、解析やグラフ作成の命令の実行ができます。いちいちS言語のコマンドを覚えなくても、図1-1のように[統計]や[グラフ]というメニューの中から適切なものを選択することで、分析やグラフ作成が実行できます。各メニューにはS言語のコマンドが割り当てられているので、S言語を知らなくてもS言語の機能が使えるようになっているのです。

言語としてのS-PLUSは非常に高機能ですが、アプリケーションソフトとしてのS-PLUSも非常に多機能です。ただ、はじめからすべての機能を使う必要はまず無いといっていいでしょう。まずは自分にとって必要な機能について習得し、必要に応じて他の機能を習得していく事をお勧めします。

アプリケーションとしてのS-PLUSに慣れたら、ぜひ言語としてのS-PLUSにも触れてみてください。「プログラミングなんて、したことないや」という人でも、一度でいいですからS言語の世界を覗いてみてください。統計解析についての理解が、より深くなるはずです。

ここでは、解析ソフトとしてのS-PLUSを初めて使う場合を想定して説明をします。S言語としてのS-PLUSについては、各種参考書が出ていますし、またプログラミングの学習スタイルは人によって異なるので、参考書籍を見ながら自分に合った方法で習得してください。

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