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(S-PLUS) S言語とは?


S言語の歴史

S は,探索的データ解析(Exploratory Data Analysis)で有名な J. W. Turekey と同じベル研究所の,R. A. Becker と J. M. Chambers の手により開発されました。最初は,1984 年に「S システム」として発表されました。

本格的なデータ解析はメインフレーム上で行っていた当時としてはめずらしく,最初から UNIX ワークステーションをターゲットとし,探索的データ解析を意識した設計(対話型インタープリター言語,設計段階からのグラフィックス機能の重視,高い柔軟性を持った関数型言語)とシステムの拡張性を考えたシステムでした。その後,基本思想を変えずに拡張を重ね,1988 年には,一つの言語として新たに「S 言語」となります。このころには世界中で UNIX ワークステーションも普及しており,S 言語も世界中で使用されるようになりました。

その後 1991 年に 3 度めの大きな改良を加え,統計的モデルの考えとオブジェクト指向を取り入れた S '91 がリリースされました。現在の最新版は S '91 をチューンナップした 1992 年発表の S '92 となっています。現在でも,AT&T ベル研究所の Chambers らにより,毎年のように最新の統計手法等を取り入れ,進化し続けています。研究者たちが研究のしやすい環境を整えていった結果世界の標準となった,UNIX や C 言語と,まさに同じ生い立ちを持っているわけです。

特徴

当初からUNIX ワークステーション,パーソナルコンピューターを対象として設計された。
探索的データ解析に向く。
システムの拡張性に優れる。
オブジェクト指向を取り入れている。
最新版は 1992 年発表の S '92(1991 年発表の S '91 の改訂版)。

しかしながら,ベル研究所の S 言語のリリース体制はソースコード配布であるため,高い知識と経験を積んだパワーユーザー向けになっています。即ち,利用者は,自分のコンピューター上でコンパイルを行って S のシステムを生成し,組み込まなければなりません。さらにWindowsやMotif などのウィンドウ・システム・インターフェースの開発も必要となります。

慶應大学 理工学部 数理科学科 データサイエンス研究室(S言語の利用例)

S言語が1998年ACM Software System部門のAwardを獲得

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