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2D・3D のグラフィックス

S-PLUS for Windowsでは、ポイント&クリックで数多くのグラフィックスを利用できます。また、表示できるグラフィックスの種類自体も大変豊富であり、しかもカスタマイズ能力にすぐれます。マウス操作の他、コマンドからもグラフィックスを簡単に利用できます。

2D、3Dプロット用のパレットボタン

80種類以上の2D、3Dのグラフ描画を、ボタン一つで実行できます。

パレットボタン

S-PLUSのデータシートから、描画する変数を選択し、ボタンをクリックするだけで完了です。

プロットグラフ

この例では、システム組み込みの"Environment"データオブジェクトからozoneとradiationを選択し、オゾン濃度と放射線強度の関係を調べています。局所最小二乗法のボタンを選択すれば、データの散布図の描画と同時に平滑化曲線を描き、データの分布の傾向を調べることができます。

簡単なグラフのカスタマイズ

グラフをダブルクリックするだけで、カスタマイズ用のダイアログボックスがポップアップします。

カスタマイズ用ダイアログボックス

ダイアログボックスを使って、線やプロットする点の種類、色、スムージングの手法などのカスタマイズが簡単にできます。

Trellis Graphics

多変量のデータ解析で非常に役に立つ、Trellis Graphicsがたいへん使いやすくなりました。スプレッドシートから制御変数となる列を元のグラフにドラッグ&ドロップするだけで、制御変数により層別化した複数のグラフを描画します。

Trellis Graphics

上のグラフは、風量と気温という2つの変数により層別化した上で、オゾン濃度と放射線の関係をプロットしたものです。グラフ上部のwindと書いてある緑色の帯は、変数windの高低で層別化されていることを示します。その下のtemperatureとある茶色の帯は、同様に変数temperatureにより層別化されていることを示します。例えば4つのグラフのうち、左下のものは「風量が少なく、気温が低いときのオゾンと放射線強度の関係」を示します。このように層別化した上で描画することにより、(層別化していない場合と比較して)「隠れた傾向」を発見することができます。

Trellis Graphicsではこのように、ある変数により層別化した上での変数間の関係を調べることができます。例えば「年齢と性別で層に分けた上でのマーケットデータの解析」といったようなビジネスでの調査やアンケートのデータ処理、その他多くの分野で活用できます。

3Dグラフ

データシートから変数を選択し、3Dパレット上の適当なアイコンをクリックするだけで様々な3Dグラフを描くことができます。3D散布図やサーフェスプロットのほかに等高線図、回帰平面の重ねがき、平面への射影など、さまざまなグラフが利用できます。

#D サーフェスプロット

描画されたグラフは、マウス操作だけで簡単に回転させることができます。

大量データのグラフ

データの量が多い場合(例えば、1万点以上)、散布図を描画しても、点が重なり合って意味をなさなかったり、見た目がよくないグラフになることが多いです。S-PLUSのHexagonalグラフは、近い場所にある点をまとめて1つのヘキサゴンにし、その点の数に応じて色を変える独自のグラフで、見た目の美しさだけでなく、1つ1つの点を描画しないため、描画速度の速いグラフを作ることができます。

Hexagonalグラフの例

Hexagonal グラフ