3.5.4. Fprintf 関数¶
Fprintf 関数は,標準出力ではなくファイルに対して出力をするための関数です. 出力先が違うという点以外は,Printf 関数とほぼ同等の機能を有しています. Fprintf 関数の書式は以下のように定められています. 出力先ファイルを指定するための第 1 引数以外は,Printf 関数と同様の書式です.
次の例では,変数の現在値を出力させています.出力ファイルとして,output.txt を指定しています.:
i = Element(value=[1, 2])
x = Variable(index=i, init={1: 10, 2: 20})
fp = open('output.txt', 'w') # ファイルを開く
Fprintf(fp, '{}', x[i].val)
fp.close() # ファイルを閉じる
これに対する出力ファイル output.txt への出力は以下のようになります.:
10
20
Python の with 文を使うとより安全にファイルへの出力ができます.:
i = Element(value=[1, 2])
x = Variable(index=i, init={1: 10, 2: 20})
with open('output.txt', 'w') as fp:
Fprintf(fp, '{}', x[i].val)
ファイルに上書きではなく,追加をしたい場合はファイルを開く際の引数を 'a' とする必要があります.:
with open('output.txt', 'a') as fp: