Nuorium Optimizer に関する不具合の修正をするパッチのページ一覧です。過去のバージョンのパッチのダウンロードをご希望の方は 資料請求・お問い合わせ よりお問い合わせください。
更新情報については Nuorium Optimizer 更新情報 をご確認ください。
注 : 一部旧製品名(NUOPT・Numerical Optimizer)の表記が残っております。
Nuorium Optimizer V25 用累積修正パッチ
注意 : 本パッチは Nuorium Optimizer V25 用です。Nuorium Optimizer V25 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください!
本ページでは、2023 年 3 月 27 日にリリースされた Nuorium Optimizer V25 で発見された不具合を修正するパッチに関する情報を掲載しております。
累積修正パッチの詳細な情報
本パッチでは次の内容が含まれています。
ライブラリ
- 環境変数 lib(小文字)が設定されていると mknuopt にて “kernel32.lib がない” というエラーになる不具合を修正しました。
- 分枝限定法の前処理によって目的関数値が異なる不具合を修正しました。
PySIMPLE
各項目の詳細は PySIMPLE ドキュメント 更新履歴 をご覧ください。
- setitem で意図しない IndexError が発生することがある不具合を修正しました。
RSIMPLE
- ユーザが RSIMPLE オブジェクトを R 上で作成し、再度 R プロセスで読み込むと落ちる不具合を修正しました。
Nuorium
- editor.json がユーザ領域に残っていると Nuorium の起動に失敗する不具合を修正しました。
マニュアル
- 標準出力される最適化計算結果の内、「 OPTIMAL 」についての詳細説明を追加しました。
- C++SIMPLEマニュアルにおいて count 関数が「定数 Parameter のみを含んだ式に対しては適用できない」という説明を追加しました。
- 求解オプション「求解情報の表示制御」について、RSIMPLE における設定方法の誤りを修正しました。
外部接続
- genClass.bat が正常に動作しない不具合を修正しました。
ライセンス
- AWS 環境にてインスタンスメタデータサービスバージョン 2( IMDSv2)のみが使用できる環境において Nuorium Optimizer のライセンス認証ができない不具合を修正しました。
累積修正パッチの適用方法(Windows)
累積修正パッチは最新の Nuorium Optimizer インストーラに適用されています。
通常のダウンロードページから取得しインストーラを実行してください。 インストーラの取得方法については 株式会社 NTT データ数理システム製品ダウンロードマニュアル をご覧ください。
なお、上記 pdf 閲覧の際にユーザー様にお伝えしたユーザー名・パスワードの入力が必要となります。ユーザー名・パスワードがご不明の場合 お問い合わせください。
正しく適用されるとバージョンは 25.1.1 となります。
累積修正パッチの適用方法(Windows 以外)
ご希望の方に個別にパッチを提供いたします。詳細は お問い合わせください。
Nuorium Optimizer V24 用累積修正パッチ
注意 : 本パッチは Nuorium Optimizer V24 用です。Nuorium Optimizer V24 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください!
本ページでは、2022 年 3 月 28 日にリリースされた Nuorium Optimizer V24 で発見された不具合を修正するパッチに関する情報を掲載しております。
累積修正パッチの詳細な情報
本パッチでは次の内容が含まれています。
ライブラリ
- nuopt.prm で
branch:round=1
等、一部読み込みができない問題を修正しました。 - 解法分枝限定法において、前処理により誤った目的関数値を返してしまう問題を修正しました。
- 解法分枝限定法において、初期解の修復機能で、実行可能解を得ているにもかかわらず計算時間上限に達すると実行可能解無しで終わってしまう問題を修正しました。
- 解法内点法(lipm, tipm)において、信頼領域の発散による浮動小数点例外が発生する問題を修正しました。
PySIMPLE
各項目の詳細は PySIMPLE ドキュメント 更新履歴 をご覧ください。
- Parameter と Set の比較ができるようになりました。
- Expression の配列参照に Parameter が使用できるようになりました。
- 条件文の結果を間違うことがある修正漏れを再修正しました。
- メモリリーク箇所の修正を行いました。
- 実行可能解が得られていないにも関わらず Problem の isFeasible() 関数が True になる問題を修正しました。
マニュアル
- Nuorium Optimizer のエラーコードについての記述を追加しました(175, 176, 177, 190, 191, 193)。
- 求解オプション「解更新間隔計算時間上限(options.wcspPhaseTwoMaxInterval)」の説明を修正しました。
- 最適化計算結果 result のメンバ関数 isFeasible() の説明を追加しました。
- RSIMPLE のマニュアルに関数 add.con の説明を追加しました。
累積修正パッチの適用方法
累積修正パッチを取得されたい方は 資料請求・お問い合わせ よりご連絡ください。 正しく適用されるとバージョンは 24.1.1 となります。
Numerical Optimizer V23 用累積修正パッチ
注意 : 本パッチは Numerical Optimizer V23 用です。Numerical Optimizer V23 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください!
本ページでは、2021 年 3 月 29 日にリリースされた Numerical Optimizer V23 で発見された不具合を修正するパッチに関する情報を掲載しております。
累積修正パッチの詳細な情報
本パッチでは次の内容が含まれています。
ライブラリ
- 解法分枝限定法において、数値誤差により大量の実行可能解が検出されてしまう問題を修正しました。
- 解法 WLS において、0-1 制約(係数が全て 1 である制約式)について制約式が内部で正しく計算されない問題を修正しました。
- 解法 WLS において設定された計算時間上限を超過する問題を修正しました。
- 解法 hsimplex において二次計画問題が与えられた時に "(NUOPT 193) hsimplex misapplied to QP." を返すよう修正しました。
- 資源制約付きスケジューリング問題において ResourceRequire で一部モードに対して定義がされていないと異常終了する問題を修正しました。
- 得られた最適解が制約違反あるいは変数の上下限違反している場合は、警告ではなく NUOPT 33, 34, 35, 36 エラーを出すように修正しました( V22 以前と同様の挙動です)。
PySIMPLE
各項目の詳細は PySIMPLE ドキュメント 更新履歴 をご覧ください。
- KeyError のエラーメッセージを再考しました。
- mpsout において制約式にあらわれない整数変数が連続変数として出力されてしまう問題を修正しました。
- mpsout においてファイル名が長すぎると正しく出力されない問題を修正しました。
- 範囲関数に空集合が含まれていたときの値を再修正しました。
- mpsout において目的関数が定数項を含む場合正しく出力されない問題を修正しました。
- 条件文の結果を間違うことがある問題を修正しました。
Nuorium
- 新規インストール時、ライセンス未登録状態でモデル実行した場合に出力される文言の文字化けを修正しました。
累積修正パッチの適用方法
V23 累積修正パッチを取得されたい方は 資料請求・お問い合わせ よりご連絡ください。 正しく適用されるとバージョンは 23.1.2 となります。
Numerical Optimizer V22 用累積修正パッチ
注意 : 本パッチは Numerical Optimizer V22 用です。Numerical Optimizer V22 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください!
2020 年 3 月 2 日リリースされた Numerical Optimizer V22 で発見された不具合を修正するパッチのダウンロードページです。
累積修正パッチの詳細な情報
本パッチでは次の内容が含まれています。
SIMPLE
- sum を含んだ制約式の評価の際に、sum を展開する添字集合が結果として空だった場合に内部エラーが発生する可能性がある問題を修正しました。
- 引数に sum 関数を含んだ simple_printf 関数において正常に標準出力されない問題を修正しました。
- DiscreteVariable の domain に負の数を含めることができない問題を修正しました。
- OrderedSet に対する next が制約式に含まれている場合エラーとなる可能性がある問題を修正しました。
- wcsp モデルにおいてソフト制約の重みを 0 にするとハード制約になっていたのを重み 0 のソフト制約になるように修正しました。
- 以下の例のような曖昧な添字展開に対してエラー出力するよう修正しました。
OrderedSet I = "1 2 3 4"; Element i(set = I); Set V = "0 1"; Element v(set=V); Parameter tmp(index=v); tmp[i % 2] = 1; V.val.print();
ライブラリ
- 相対ギャップの定義を修正しました。 上界値を \(Z_p\)下界値を \(Z_d\) とした時、相対ギャップは以下の式で定義されます。
- subtree による並列分枝限定法で最適解を間違えることがある問題を修正しました。
- subtree による並列分枝限定法で実行不可能な問題を解くと NUOPT 16 ではなく NUOPT 20 が返る問題を修正しました。
- 並列分枝限定法で branch:gaptol を指定すると NUOPT 7 が返る問題を修正しました。
- 並列分枝限定法で稀に実行不可能になる問題を修正しました。
- 分枝限定法において整数変数に対する前処理により不正に "(NUOPT 35) constraint violated." が発生する問題を修正しました。
- 分枝限定法においてモデルに無関係な変数に関する制約式があると "(NUOPT 35) constraint violated." が発生する問題を修正しました。
- 分枝限定法において特定の条件で計算時間上限が有効でなくなる問題を修正しました。
- wcsp タブーサーチ法においてフェーズ 1 からフェーズ 2 に移行する際に、ハード制約違反量が残存しソフト制約違反量が 0 の場合に内部エラーとなる問題を修正しました。
- 分枝限定法において計算時間の上限 maxtim が稀に効かない不具合を修正しました。(2020 年 9 月 10 日追加)
- 分枝限定法において (NUOPT 36) Equality constraint violated. が発生する不具合を修正しました。(2020 年 9 月 10 日追加)
- 分枝限定法において (NUOPT 33) Bound violated. が発生する不具合を修正しました。(2020 年 9 月 10 日追加)
- 分枝限定法において切除平面の追加でメモリを大量に消費する問題を修正しました。(2020 年 9 月 10 日追加)
PySIMPLE
各項目の詳細は PySIMPLE ドキュメント 更新履歴 をご覧ください。
Collection メソッドのサポートをしました。
添字が逆転する演算を間違う問題を修正しました。
範囲関数の範囲重複判定の厳密化をしました。
特定の式に対する二項演算ができない問題を修正しました。
-
変数の上下限値や定数項に 231 以上の整数型を指定すると求解時に OverflowError となる不具合を修正しました。(2020 年 9 月 10 日追加)
-
変数の同類項を複数含む式同士の加減でエラーが発生する不具合を修正しました。具体的には次のような例で、IndexError が発生しないようになりました。(2020 年 9 月 10 日追加)
>>> i = Element(value=[1,2], name='i') >>> x = Variable(index=i, name='x') >>> y = Variable(index=i, name='y') >>> e = x[i] + y[i] >>> e + e IndexError: list assignment index out of range
外部接続
- 外部接続時に main 関数を定義しないと意図しないリンクエラーとなる問題を修正しました。
パッチの適用対象
Numerical Optimizer のバージョン 22.1.0 もしくは 22.1.1 をご利用の場合、本パッチの適用対象となります。バージョンの確認方法は 20200909_patch.pdf の「1. バージョンの確認」をご参照ください。
注意事項
- Numerical Optimizer V22 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください。
- Numerical Optimizer V22 の全てのバージョンに対応します (個別にチューニングされた Numerical Optimizer にも対応しております)。
- パッチの適用は Numerical Optimizer のインストール時 Numerical Optimizer のインストール後いずれも可能です。
- 本パッチを適用するとライブラリのバージョンは Numerical Optimizer 22.1.2 となります。
累積修正パッチの適用方法
累積修正パッチをご希望の方は 資料請求・お問い合わせ よりご連絡ください。
適用方法につきましては 20200909_patch.pdf をご参照ください。
更新履歴
- 2020 年 9 月 11 日:累積修正パッチを更新(バージョン 22.1.2)
- 2020 年 6 月 8 日:累積修正パッチを公開(バージョン 22.1.1)
Numerical Optimizer V21 用累積修正パッチ
注意 : 本パッチは Numerical Optimizer V21 用です。Numerical Optimizer V21 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください!
本ページでは、2019 年 3 月 8 日にリリースされた Numerical Optimizer V21 で発見された不具合を修正するパッチに関する情報を掲載しております。
累積修正パッチの詳細な情報
本パッチでは次の内容が含まれています。
ライブラリ
- 混合整数線形計画問題において誤って実行不可能と判定されてしまう不具合を修正しました。
- 混合整数線形計画問題において誤って BOUND_INFEASIBILITY が発生する不具合を修正しました。
- 初期化されていない Parameter を 空文字 "" と比較した際に発生する不具合を修正しました。
- 条件式において添字が範囲外となる不具合を修正しました。
- モデルファイル内にて exit 関数を呼び出した際に正しいエラーコードが返らない不具合を修正しました。
PySIMPLE
各項目の詳細は PySIMPLE ドキュメント 更新履歴 をご覧ください。
- 一部を目的関数に与えた変数のうち、与えていない部分の値が変わる不具合を修正しました。
- 範囲演算における戻り値のインデックス順を出現順にしました。
- 範囲関数の範囲に空集合が含まれていたときの挙動を SIMPLE に合わせました。
- 少し複雑なアクセスを含む式の表示がおかしくなる不具合を修正しました。
その他
- マニュアル類の誤字等を修正しました。
注意事項
- Numerical Optimizer V21 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください。
- Numerical Optimizer V21 の全てのバージョンに対応します (個別にチューニングされた Numerical Optimizer にも対応しております)。
- パッチの適用は Numerical Optimizer のインストール時 Numerical Optimizer のインストール後いずれも可能です。
- 本パッチを適用するとライブラリのバージョンは Numerical Optimizer 21.1.1 となります。
累積修正パッチの適用方法
累積修正パッチをご希望の方は 資料請求・お問い合わせ よりご連絡ください。
適用方法につきましては 20190705_patch.pdf をご参照ください。
Numerical Optimizer V20 用累積修正パッチ
注意 : 本パッチは Numerical Optimizer V20 用です。Numerical Optimizer V20 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください!
本ページでは、2018 年 2 月 13 日にリリースされた Numerical Optimizer V20 で発見された不具合を修正するパッチに関する情報を掲載しております。
累積修正パッチの詳細な情報
本パッチでは次の内容が含まれています。
ライブラリ
- scaling="off" にし、solve() を繰り返し実行する際にメモリリークする点を修正しました。
- アルゴリズム wcsp のオプション wcspPhaseOneMaxtime の情報が正しく渡っていなかった点を修正しました。
- モデリング言語 SIMPLE のエラー時に処理がそのまま走ってしまう場合がある問題点を修正しました。
- nuopt/nuopt64 コマンドを入力ファイル指定なしで実行すると落ちる点を修正しました。
- nuopt/nuopt64 コマンドに読み込ませる LP ファイルの読み込みに失敗する場合がある点を修正しました。
- mknuopt コマンド実行時に Numerical Optimizer で使用するコンパイラを発見できなかった場合のエラーメッセージを修正しました。
Nuorium
- 箇条書き内で画像を参照している Markdown のリアルタイムプレビューの不具合を修正しました。
- Visual Studio の C コンパイラが出力するエラーメッセージについて、ファイル名に数字が含まれている場合に、タグジャンプがファイル名の数字を参照する不具合を修正しました。
- asDouble, asChar を自動補完候補に追加しました。
その他
- マニュアル類の誤字等を修正しました。
注意事項
- Numerical Optimizer V20 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください。
- Numerical Optimizer V20 の全てのバージョンに対応します (個別にチューニングされた Numerical Optimizer にも対応しております)。
- パッチの適用は Numerical Optimizer のインストール時 Numerical Optimizer のインストール後いずれも可能です。
- 本パッチを適用するとライブラリのバージョンは Numerical Optimizer 20.1.2、Nuorium のバージョンは 3.0.1 となります。
累積修正パッチの適用方法
累積修正パッチをご希望の方は 資料請求・お問い合わせ よりご連絡ください。
適用方法につきましては 20180528_patch.pdf をご参照ください。
Numerical Optimizer V19 用累積修正パッチ
注意 : 本パッチは Numerical Optimizer V19 用です。Numerical Optimizer V19 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください!
本ページでは、2017 年 1 月 27 日にリリースされた Numerical Optimizer V19 で発見された不具合を修正するパッチに関する情報を掲載しております。
累積修正パッチの詳細な情報
本パッチでは次の内容が含まれています。
ライブラリ
- 分枝限定法の並列化においてメモリを異常に使用する不具合を修正しました。
Nuorium
- 非新規ファイルを未保存で閉じる場合に、「保存して閉じる」という一連の動作のうち、「保存」は実行されるが「閉じる」が実行されない不具合を修正しました。
- Nuorium v2.0.0 スタンドアローン版にて、未保存ファイルをプロジェクトから外すときに表示されるメッセージボックスの表示順序に対する不具合を修正しました。
- Numerical Optimizer インストール後、Nuorium を最初に起動した際のウインドウ位置をディスプレイサイズに応じてデフォルト値を設定するように修正しました。
- mps など Nuorium と紐づいた巨大ファイルを、アイコンのダブルクリックなどで開く際に生じる不具合を修正しました。
- モデル・データ連係の表示調整に関わるプロジェクトファイルの更新不具合を修正しました。
その他
- マニュアル類の誤字等を修正しました。
注意事項
- Numerical Optimizer V19 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください。
- Numerical Optimizer V19 の全てのバージョンに対応します (個別にチューニングされた Numerical Optimizer にも対応しております)。
- パッチの適用は Numerical Optimizer のインストール時 Numerical Optimizer のインストール後いずれも可能です。
- 本パッチを適用するとライブラリのバージョンは Numerical Optimizer 19.1.1、Nuorium のバージョンは 2.0.2 となります。
累積修正パッチの適用方法
累積修正パッチをご希望の方は 資料請求・お問い合わせ よりご連絡ください。
適用方法につきましては 20170523_patch.pdf をご参照ください。
Numerical Optimizer V18 用累積修正パッチ
注意 : 本パッチは Numerical Optimizer V18 用です。Numerical Optimizer V18 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください!
本ページでは、2016 年 3 月 18 日にリリースされた Numerical Optimizer V18 で発見された不具合を修正するパッチに関する情報を掲載しております。
累積修正パッチの詳細な情報
本パッチでは次の内容が含まれています。
ライブラリ
- 内点法で反復が収束しなかった場合、実行不可能性を判定のための IIS 検出機能が起動するようになりました。
- 一次方程式の行列設定の高速化を行いました。
- 順序付き集合 OrderedSet に対して for 文を使って add で 1 要素ずつ追加して集合を作成した時、逆順に登録されてしまう不具合を修正しました。
- 双対単体法において目的関数と変数の上下限のみがあり、制約式が空の場合、正常に実行がされない不具合を修正しました。
- 二回目以降の solve() 関数実行後、fixVariable を使用すると infeasible にも関わらず OPTIMAL になることがある不具合を修正しました。
- Nuorium 上から、空の添字を持つ制約式を記述すると solve 関数を実行後、"(NUOPT 7) Internal error" を返す不具合を修正しました。
- Nuorium 上から、添字が 2 つ以上変数を宣言し、添字に対応する集合を空集合にすると、"(SIMPLE 18) Internal problem in SIMPLE" を返す不具合を修正しました。
- 混合整数計画問題において、内部の前処理によりある制約式の変数が全て消去された際に、実行不能になってしまう不具合を修正しました。(2016 年 9 月 6 日追加)
Nuorium
- Nuorium 上にて Numerical Optimizer の計算が異常終了した場合、何らかの解があるにも関わらず解をサマリに表示しない不具合を修正しました。
- Nuorium 上にて Numerical Optimizer の標準出力が大量に出力される場合、挙動が不安定になる不具合を修正しました。
環境
- Visual Studio 2015 32bit でモデルファイルがコンパイルできない不具合を修正しました。(2016 年 9 月 6 日追加)
注意事項
- Numerical Optimizer V18 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください。
- Numerical Optimizer V18 の全てのバージョンに対応します (個別にチューニングされた Numerical Optimizer にも対応しております)。
- パッチの適用は Numerical Optimizer のインストール時 Numerical Optimizer のインストール後いずれも可能です。
- 本パッチを適用するとライブラリのバージョンは Numerical Optimizer 18.1.2、Nuorium のバージョンは 1.1.0 となります。
累積修正パッチの適用方法
累積修正パッチをご希望の方は 資料請求・お問い合わせ よりご連絡ください。
適用方法につきましては 20160905_patch.pdf をご参照ください。
Numerical Optimizer V17 用累積修正パッチ
注意 : 本パッチは Numerical Optimizer V17 用です。Numerical Optimizer V17 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください!
本ページでは、2015 年 1 月 29 日にリリースされた Numerical Optimizer V17.1.0 で発見された不具合を修正するパッチに関する情報を掲載しております。
累積修正パッチの詳細な情報
本パッチでは次の不具合の修正がされています。
- 整数変数の入った線形計画法において起きる可能性のある不具合
- 変数の上下限エラー(Bound Violated) エラーを起こす
- 制約違反(Constraint Violated)エラーを起こす
- 準最適解で停止する
- 一部の整数変数の値が、整数と僅かに異なる実数値(0.99999... など)として表示される
- 添字の計算式を含む 2 項以上の計算結果の表示が正しくない場合がある
- データファイル読み込みの際のエラーメッセージ強化
- 添字の後の値の欠損
- 不正な文字が検出された場合の表示
注意事項
- Numerical Optimizer V17 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください。
- Numerical Optimizer V17 の全てのバージョンに対応します (個別にチューニングされた Numerical Optimizer にも対応しております)。
- パッチの適用は Numerical Optimizer のインストール時 Numerical Optimizer のインストール後いずれも可能です。
- 本パッチを適用するとライブラリのバージョンは Numerical Optimizer 17.1.1 となります。
累積修正パッチの適用方法
累積修正パッチをご希望の方は 資料請求・お問い合わせ よりご連絡ください。
適用方法につきましては 20150701_patch.pdf をご参照ください。
Numerical Optimizer V16 用累積修正パッチ
注意 : 本パッチは Numerical Optimizer V16 用です。Numerical Optimizer V16 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください!
本ページでは、2013 年 11 月 22 日にリリースされた Numerical Optimizer V16.1.0 で発見された不具合を修正するパッチに関する情報を掲載しております。
累積修正パッチの詳細な情報
本パッチでは次の不具合の修正がされています。
- 入力ファイル(.csv 形式)において、最終行に改行文字が必要な問題
- mknuopt.bat についての問題
- if() else 文(「{」を使用していない場合)で文法エラーとなってしまう
- Numerical Optimizer の内部関数を呼び出せない
- 外部ルーチンに添字情報 index を使えない
- 1Gbyte 以上のデータファイルの読み込みに失敗してしまう問題
注意事項
- Numerical Optimizer V16 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください。
- Numerical Optimizer V16 の全てのバージョンに対応します (個別にチューニングされた Numerical Optimizer にも対応しております)。
- パッチの適用は Numerical Optimizer のインストール時 Numerical Optimizer のインストール後いずれも可能です。
- 本パッチを適用するとライブラリのバージョンは Numerical Optimizer 16.1.1 となります。
累積修正パッチの適用方法
累積修正パッチをご希望の方は 資料請求・お問い合わせ よりご連絡ください。
適用方法につきましては 20140711_patch.pdf をご参照ください。
NUOPT V15 用累積修正パッチ
注意 : 本パッチは NUOPT V15 用です。NUOPT V15 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください!
本ページでは、2012 年 11 月 22 日にリリースされた NUOPT V15.1.0 で発見された不具合を修正するパッチに関する情報を掲載しております。
累積修正パッチの詳細な情報
本パッチでは次の不具合の修正および新機能の追加等がされています。
アルゴリズム rcpsp 不具合修正
アルゴリズム rcpsp(資源制約付きプロジェクトスケジューリング)において、 納期遅れを最小化する場合にアクティビティのリソース所要の解釈を誤る不具合を解消しました。
アルゴリズム wcsp の結果の再現性の問題解消
アルゴリズム wcsp(重み付き制約充足)において、 非線形な表現を含むモデルが並列実行と逐次実行で異なる結果となっていた現象を解消しました。
分枝限定法の問題の解消
下界の更新が以前のバージョンに比べて遅くなる問題の解消、さらに数値的安定化を行いました。
メモリーリークの除去
逐次二次計画法系統のアルゴリズム(slpsqp, lsqp, tsqp)および有効制約法 asqp の場合に、 特定の状況で出現していたメモリーリークの除去を行いました。
.val.print() で複雑な添字付けをしたオブジェクトの表示の強化
オブジェクトの添字に要素の演算結果が用いられている場合、例えば i が集合 "3 4 5" を回るときに
b[i,i+3].val.print();
という文に対して
b[3,6]=18
b[4,7]=28
b[5,8]=40
とのみ出力されていましたが、
b[3,6]=18
b[4,7]=28
b[5,8]=40
,[*,*] = [i,(i+3)]
と末尾にモデル記述中の表現を添えて表示します。 さらには添字を含むオブジェクトの演算結果に対して .val.print() を行った場合には、 その添字の元になっている要素の値を添えて出力します。 具体的には、i, j ともに 集合 "1 2" を回るときに
(a[i+j]+1).val.print("(a[i+j]+1)");
という文に対して
(a[i+j]+1)[1,1]=13
(a[i+j]+1)[1,2]=15
(a[i+j]+1)[2,1]=15
(a[i+j]+1)[2,2]=17
,[*,*] = [i,j]
という出力を行います。
注意事項
- NUOPT V15 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください。
- NUOPT V15 の全てのバージョンに対応します (個別にチューニングされた NUOPT にも対応しております)。
- パッチの適用は NUOPT のインストール時 NUOPT のインストール後いずれも可能です。
- 本パッチを適用するとライブラリのバージョンは NUOPT 15.1.4 となります。
累積修正パッチの適用方法
累積修正パッチをご希望の方は 資料請求・お問い合わせ よりご連絡ください。
適用方法につきましては 20130627_patch.pdf をご参照ください。
NUOPT V14 用累積修正パッチ
注意 : 本パッチは NUOPT V14 用です。NUOPT V14 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください!
本ページでは、2011 年 11 月 18 日にリリースされた NUOPT V14.1.0 で発見された不具合を修正するパッチに関する情報を掲載しております。
累積修正パッチの詳細な情報
本パッチでは次の不具合の修正および新機能の追加等がされています。
- 非線形計画問題を解く際に underflow によって Windows 版で動作が遅くなるケースの解消
- global を用いた際の浮動小数点エラーが出るケースの解消
- 切除平面法でのメモリーエラー解消
- Matrix, Vector を含む制約式を Constraint に代入するとエラーになるケースの解消
- 残差表示の異常の解消など細かなバグフィックス
- 非線形計画問題でクロスオーバーが起動されてしまう問題の解消
- GUI にプロジェクトをインポートした際の問題の解消
- Excel 連係の対象にする際の問題の解消
- Excel 連係のインストール・アンインストールに関する問題の解消
注意事項
- NUOPT V14 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください。
- NUOPT V14 の全てのバージョンに対応します (個別にチューニングされた - NUOPT にも対応しております)。
- パッチの適用は NUOPT のインストール時 NUOPT のインストール後いずれも可-能です。
- 本パッチを適用するとライブラリのバージョンは NUOPT 14.3.1 となります。
- 本パッチは Visual Analytics Platform の Version 1.0.2 以降に対応しています。
累積修正パッチの適用方法
累積修正パッチをご希望の方は 資料請求・お問い合わせ よりご連絡ください。
適用方法につきましては 20120911_patch.pdf をご参照ください。
Visual Analytics Platform のバージョンの確認方法
本パッチは Visual Analytics Platform の Version 1.0.2 以降に対応しています。 Visual Analytics Platform のバージョンは「ヘルプ」メニューから「バージョン情報」を選択すると表示される「Visual Analytics Platformについて」というウィンドウにて確認可能です。 次の図の青字の部分が Visual Analytics Platform のバージョンとなります。
Visual Analytics Platform のバージョンが 1.0.2 以降ではない場合、パッチの適用前に次のファイルをダウンロード後実行しバージョンを 1.0.2 に更新してください。
NUOPT V13 用累積修正パッチ
注意 : 本パッチは NUOPT V13 用です。NUOPT V13 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください!
本ページでは、2010 年 12 月 1 日にリリースされた NUOPT V13.1.0 で発見された不具合を修正するパッチに関する情報を掲載しております。
累積修正パッチの詳細な情報
本パッチでは次の不具合の修正および新機能の追加等がされています。
GUI 上で Matrix/Vector を利用した問題を解いた際の不具合
GUI 上で Matrix/Vector を利用した問題を解くと、NUOPT が異常終了するケースがありました。この不具合を修正しました。
分枝限定法の不具合
分枝限定法において、稀に正常に解けているにも関わらず、 integrality violated となってしまう不具合を修正しました。
評価値の出力に関する不具合
複雑な Expression について、正しい評価値を出力しない場合がある不具合を修正しました。
Matrix/Vector を利用した例を収録したプロジェクトファイルの提供
NUOPT V13 の新機能である Matrix/Vector を利用した例を収録したプロジェクトファイルを提供いたします。LP の双対問題、最大流問題、最大カット問題等の行列特有の表現を用いた問題が収録されておりますので是非ご活用ください。 なお、パッチを適用後 GUI にて「プロジェクト」→「インポート」から「(NUOPT のインストール先)\SAMPLES」にある「matrixサンプル.prj」を選択することにより本プロジェクトファイルをご利用頂けます。(NUOPT のインストール先に関してデフォルトでは C:\Program Files\NUOPT となります。)
分枝限定法の前処理の制御パラメータ追加
V13 より分枝限定法の厳密解法における前処理が増強されました。我々のテストでは平均的に 1~2 割程度の速度向上が期待できますが、問題によっては速度の低下を招くことがあります。 そのような場合に対応して、前処理を V12 以前の状態に戻すオプション:
options.plevel = 0;
を追加しました。パラメータファイル(nuopt.prm)からは
branch:plevel = 0
とすると、設定できます。
注意事項
- NUOPT V13 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください。
- NUOPT V13 の全てのバージョンに対応します (個別にチューニングされた NUOPT にも対応しております)。
- パッチの適用は NUOPT のインストール時 NUOPT のインストール後いずれも可能です。
- 本パッチを適用するとライブラリのバージョンは NUOPT 13.1.5 となります。
累積修正パッチの適用方法
累積修正パッチをご希望の方は 資料請求・お問い合わせ よりご連絡ください。
適用方法につきましては 20101207_patch.pdf をご参照ください。
NUOPT V12 用累積修正パッチ
注意 : 本パッチは NUOPT V12 用です。NUOPT V12 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください!
本ページでは、2010 年 3 月 1 日にリリースされた NUOPT V12.1.0 で発見された不具合を修正するパッチに関する情報を掲載しております。
累積修正パッチの詳細な情報
本パッチでは次の不具合の修正がされています。
下界値が上界値を上回る場合がある
求解途中の下界値の表示が上界値を上まわるケースが確認されました。数値的な丸め誤差が原因と判明し、修正されています。
混合整数線形計画問題でオプション feasibility pump を指定した場合に実行時エラーの場合がある
混合整数線形計画問題に対応する feasibility pump を実行した場合(options.feasPump = 1 と設定した場合)に大規模問題で NUOPT が整数解を返さず、 <<NUOPT 14>> integrality is violated. というエラーになるケースがあり、修正いたしました。
混合整数線形計画問題で実行時エラーで終了する場合がある
混合整数計画問題において、目的関数の係数が計算によって零となる変数が存在する場合、 NMAKE : fatal error U1077: 'LP.exe' : リターン コード '0xc0000094' というような実行時エラーで終了するという不具合を解消しました。
半正定値計画問題で計算が途中終了する場合がある
非線形な半正定値計画問題を一回の実行で複数回連続して解くような場合、計算が途中終了してしまう不具合を解消しました。
アルゴリズム WCSP のオプション wcspPhaseOneMaxtime を指定した場合に旧版と挙動が異なる
WCSP の起動時に実行可能解発見までの時間を制約するパラメータ(wcspPhaseOneMaxtime) を設定した際の挙動が旧版と異なり、実行が途中終了してしまう問題を解消しました。
Windows のユーザ名に特定の文字を使用している場合に、NUOPT GUI 上でモデルのビルドに失敗する
Windowsのユーザ名に特定の文字を使用している場合に、NUOPT GUI 上でモデルのビルドに失敗するという不具合があり、修正しました。 (注) 特定の文字とは、シフトJISコードで、2バイト目に「5C」のコードが使われている文字になります。
注意事項
- NUOPT V12 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください
- NUOPT V12 の全てのバージョンに対応します (個別にチューニングされた NUOPT にも対応しております)。
- パッチの適用は NUOPT のインストール時 NUOPT のインストール後いずれも可能です。
- 本パッチを適用するとライブラリのバージョンは NUOPT 12.1.5 となります。
累積修正パッチの適用方法
累積修正パッチをご希望の方は 資料請求・お問い合わせ よりご連絡ください。
適用方法につきましては 20100521_patch.pdf をご参照ください。
NUOPT V11 用累積修正パッチ
注意 : 本パッチは NUOPT V11 用です。NUOPT V11 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください!
本ページでは NUOPT V11 で発見された不具合の修正、あるいは性能を向上させるためのパッチに関する情報を掲載しております。
累積修正パッチの詳細な情報
本パッチでは次の不具合の修正がされています。
Windows 環境で Excel あるいは GUI を通じた実行時、大規模なデータの読み込みあるいは式を展開する場合に速度が大幅に低下する不具合
ユーザーからのインタラプトのチェックの頻度が高すぎる状態となっていたという不具合を修正しました。修正した結果 V10 と同様になっております。
線形制約の係数行列の非零要素の分布が偏っている場合に、まれにスタックオーバーフローを起こして停止する不具合
再帰を用いて記述されているクイックソートの軸選択の実装に問題があり、内点法の反復ベクトルを求めるための一次方程式の係数行列の非零要素が一つの列に多数(3 万個程度)集中していて、さらに行番号がある条件を満たした場合に、再帰のネストが深すぎるためにスタック領域を消費し尽くしていたのが直接の原因です。軸選択の実装を変更したことにより、この不具合が修正されました。(類似の現象が生じる確率を実質的に零とすることができました。)
内点法の局所的振舞いの修正による高速化
メリット関数の減少基準の設定方法に問題があり、局所的な収束が遅くなってしまっていました。修正した結果、ベンチマーク問題の一部で改善が見られています。
mknuopt.bat の実行時に、「VC++ のインストールに問題があります。」というメッセージが出力され、コンパイルに失敗する場合がある
次の環境において、当不具合が発生します。
- Windows 2000 上で、コンパイラとして Microsoft 社製(VC++)を選択した場合
- 64bit 版 Windows 上で、コンパイラとして Microsoft 社製(VC++)を選択した上で、コマンドプロンプトから mknuopt.bat を起動した場合
本パッチにより、上記環境でも適切にコンパイルが実行されるようになります。
MIP 若干の高速化(2009年7月13日追加)
子問題のリスト操作を改良変更することによって、ベンチマーク問題の一部の結果が改善されています。
SIMPLE モデル解釈上の不具合の修正(2009年7月13日追加)
変数に対する一次式として表現された Expression を用いて、線形な制約式/目的関数を定義しており、かつその Expression が変数の係数として Parameter 同士の引き算を含み、さらに別の先行して定義された非線形な式の右辺として用いられている場合に、解釈ミスが生じる、という不具合を修正しました。
内点法・外点法の実装変更(2009年7月13日追加)
非線形計画問題に対するスケーリング方法の一部を変更しました。ベンチマーク問題の結果の一部が改善されています。
注意事項
- NUOPT V11 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください
- NUOPT V11 の全てのバージョンに対応します (個別にチューニングされた NUOPT にも対応しております)。
- パッチの適用は NUOPT のインストール時 NUOPT のインストール後いずれも可能です。
- 本パッチを適用するとライブラリのバージョンは NUOPT 11.1.9 となります。
累積修正パッチの適用方法
累積修正パッチをご希望の方は 資料請求・お問い合わせ よりご連絡ください。
適用方法につきましては 20090710_patch.pdf をご参照ください。
NUOPT V10 用累積修正パッチ
注意 : 本パッチは NUOPT V10 用です。NUOPT V10 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください!
本ページでは、NUOPT V10 で発見された不具合の修正のためのパッチに関する情報を掲載しております。
累積修正パッチの詳細な情報
本パッチでは次の不具合の修正がされています。
V10.1.0 において solveQP を実行した場合に異常終了する。
V10.1.0 において、solveQP を実行した場合にヌルポインタの読み込みが発生してしまう不具合を修正しました。
min/max 関数において一般の非線形関数を用いた際に、場合によっては異常終了する。
V10.1.2 以前において、非線形関数を min/max 関数の内部に用いた場合、メモリ管理の問題で異常終了する不具合を修正しました。
min/max 関数において線形関数を用いた際に、表示が乱れる、あるいは計算が正しく行われない可能性がある。
V10.1.2 以前において、同一の変数に対して異なる係数を持つ線形関数を min/max 関数の内部に用いた場合、計算を誤るという不具合を修正しました。また、V10.1.7 以前において、デバッグ出力(Pack(ColumnWise)...)により表示が乱れるという不具合を修正しました。
IIS 検出機能において、IIS の中に上下限制約が現れた場合の .sol における表示の乱れ。
IIS の中に上下限制約を持つ制約が現れた場合、上限と制約の違反量について正しい表示が行われない不具合を修正しました。
GUI にて wcsp を用いた場合、Excel/GUI 側に解の更新が正しく検知されない不具合。
wcsp の結果で二次元の添字を持つ制約式の違反があった場合、wcsp が出力している .csv ファイルのフォーマットエラーのため、Excel/GUI に計算終了が感知されず、Excel や GUI に解の更新が行われない場合があるという不具合を修正しました。
二次計画問題を有効制約法で解いた際にアクセスエラーが生じる不具合。(2008年6月25日追加)
options.method = "asqp" (有効制約法) にて二次計画問題を解く際に、出力部分に未定義領域をアクセスし、場合によっては異常終了するという不具合を修正しました。特に大規模な問題を繰り返し解く場合の挙動の不安定さを解消致します。
非線形半正定値制約がある問題において、反復回数が多くなる不具合。(2008年6月25日追加)
非線形半正定値制約の内部の取扱い方法に問題があり、必要以上に反復回数が多くなってしまう不具合を修正しました。
半正定値制約における定数項の解釈に関する不具合。(2009年1月6日追加)
特定の条件下において、半正定値制約における行列成分の定数項の符号が逆向きに解釈されてしまう事がある不具合を修正しました。
ここで言う特定の条件下とは、
- 定数項がモデルファイル内で直接記述される場合
- 定数項は Parameter で与えられているが、その Parameter の値がデータファイルを経由せずモデルに直接記述されている場合
のいずれかを指します。
GUI にて wcsp を用いた場合、配列の領域外参照を起こす場合がある。(2009年1月6日追加)
wcsp モデルの selection や alldiff を Constraint に代入して Windows 版の GUI で実行した場合に、配列の領域外参照を起こす場合があるという不具合を修正しました。
注意事項
- NUOPT V10 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください
- NUOPT V10 の全てのバージョンに対応します (個別にチューニングされた NUOPT にも対応しております)。
- パッチの適用は NUOPT のインストール時 NUOPT のインストール後いずれも可能です。
- 本パッチを適用するとライブラリのバージョンは NUOPT 10.1.15 となります。
累積修正パッチの適用方法
累積修正パッチをご希望の方は 資料請求・お問い合わせ よりご連絡ください。
適用方法につきましては 20090105_patch.pdf をご参照ください。
NUOPT 9 用累積修正パッチ
注意 : 本パッチは NUOPT 9 用です。NUOPT 9 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください!
本ページでは、NUOPT 9 で発見された不具合の修正のためのパッチに関する情報を掲載しております。
累積修正パッチの詳細な情報
本パッチでは次の不具合の修正がされています。
分枝限定法による整数計画問題の求解中、非常に稀に停止しなくなるケースが発生する不具合
分枝限定法による整数計画問題の求解中、切除平面追加に伴って行われる双対単体法で cycling という現象が発生した場合の回避処置に問題があり、非常に稀に停止しなくなるケースが発生するという不具合を解消します。
メモリリークが起きてしまう不具合
simple_printf() の内部に条件式を用いた場合、その後のモデル記述に影響してしまうという不具合
simple_printf() の内部に条件式を用いた場合、その後のモデル記述に影響してしまうという問題を解決します。特に、条件式を含む simple_printf() をループの中で利用している場合に異常動作が起きるという問題を解消します。
集合の要素を追加・削除しながら、その集合の要素を添字とするようなオブジェクトに複数回の代入を繰り返した場合、内部エラーが出てしまう不具合
稀に前処理で検出した実行不可能という情報を無視してしまう不具合
展開の結果、両辺が定数になった制約では実行前に、常に充足する、あるいは実行不可能であることが判明します。SIMPLE はそのような状況を検査し、前者では
警告 214 (制約式 .. は .. に等価です(常に満たされる))
という警告を発生して、その制約式を無視します。後者では、
警告 216 (制約式 .. は .. に等価です(常に満たされない))
という出力を行い、
エラー 216 (常に Infeasible な制約式が現れました.)
を出力して停止します。しかし、214,216 の警告が単一の制約式で同時に発生した場合には、検出の順番によっては 216 が発生しても、エラーで停止しないという不具合がございました。本パッチにてこの不具合を解消します。
注意事項
- NUOPT 9 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください
- NUOPT 9 の全てのバージョンに対応します (個別にチューニングされた NUOPT にも対応しております)。
- NUOPT 9 Windows Vista 対応版(NUOPT 9.2.0) をお使いの方は、本パッチを適用する必要はございません。(本パッチでの修正内容がすでに反映されております。)
- パッチの適用は NUOPT のインストール時 NUOPT のインストール後いずれも可能です。
- 本パッチを適用するとライブラリのバージョンは NUOPT 9.2.0 となります。
累積修正パッチの適用方法
累積修正パッチをご希望の方は 資料請求・お問い合わせ よりご連絡ください。
適用方法につきましては 20071102_patch.pdf をご参照ください。
NUOPT 8 用累積修正パッチ
注意 : 本パッチは NUOPT 8 用です。NUOPT 8 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください!
本ページでは、NUOPT 8 で発見された不具合の修正および新機能の追加のためのパッチに関する情報を掲載しております。
累積修正パッチの詳細な情報
本パッチでは次の不具合の修正および新機能の追加がされています。
単体法において基底行列の条件が悪いときに LU 分解が失敗し、Internal Error(コード 7)で終了する不具合
MIP においてタイムオーバーなどの理由で中断した際に、リークが起きる不具合
同一のモジュールで連続して MIP を解いていると、2 回目以降で暫定解が発見されにくくなる不具合
非常に特殊なケースにおいて、本来整数値となるべき値がぶれてしまう不具合
本来整数値となるべき値がぶれてしまい、丸め前の途中の値が SIMPLE に解として渡ってしまう問題を解決します。
非線形計画問題と二次計画問題を続けて解いている際に、2 回目以降の二次計画問題が(二次でない)非線形計画問題だと誤って判断して、求解不能となる場合がある不具合
非線形の目的関数と二次の目的関数を定義し、非線形(trust region)、二次(asqp)の順で解くと、asqp の適応範囲であるにも関わらず、NUOPT が非線形計画問題だと誤って判断して、
<<SIMPLE 194>> NUOPTの重大エラー: "<<NUOPT 15>> simplex/asqp misapplied to NLP."
稀に NUOPT の最適化に入る前に、実行モジュールがスタックオーバーフローエラーを起こして停止してしまう不具合
すべて非線形な制約の場合に実行不可能性原因判定処理に入ると、impossible が出力されて止まってしまう不具合
特殊な環境下で、 %%%%% の行があるとモデル部分が無視される不具合
環境変数に system32 が入っていないなどの特殊な環境では、モデル記述中に
%%%%% #include %%%%%
のように %%%%% の行があると、誤った実行形式が作成され、
<<NUOPT 3>> no variables in this model.
というエラーを出力することがあります。この問題を修正します。
wcsp の効率化(wcsp のときには、ヘッセ行列算出用ワークエリアを作成しない)
wcsp で解いているのに、非線形計画問題なら ヘッセ行列算出の前処理を行い、メモリが足らず、エラーとなることがあります。wcsp を解法として選択している場合には、ヘッセ行列 を作成しないことでメモリーの効率化を図ります。
内点法の途中経過を出力する(新機能)
内点法の反復毎の結果をファイル出力します。
setNuoptWatchFile("output.csv");
solve();
solve() 以前で、setNuoptWatchFile としファイルを設定すると、たとえば、以下のような CSV ファイルが生成されます。(例題プロジェクト Hock & Schttkowski No.7 の場合)
"itr.","変数1","変数2","目的関数","hock7.smp:7"
0,2.0000000000e+000,2.0000000000e+000 ,-3.9056208757e-001,2.9000000000e+001
1,1.8192935971e+000,3.7817339206e+000 ,-2.3208356478e+000,3.2876139115e+001
2,1.3813205412e+000,5.5182275631e+000 ,-4.4507460346e+000,3.8907569521e+001
...
順に、反復回数、変数1 の値、変数2 の値、目的関数の値、制約式(7 行目)の値を表しています。このテーブルの縦横は反復回数、変数の数、制約式の数に応じて変化します。
solveQP を使うと、結果のサマリー表示でアプリケーションエラーとなる不具合 (2006 年 12 月 18 日追加)
注意事項
- NUOPT 8 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください
- NUOPT 8 の全てのバージョンに対応します (個別にチューニングされた NUOPT にも対応しております)。
- パッチの適用は NUOPT のインストール時 NUOPT のインストール後いずれも可能です。
- 本パッチを適用するとライブラリのバージョンは NUOPT 8.1.3 となります。
累積修正パッチの適用方法
累積修正パッチをご希望の方は 資料請求・お問い合わせ よりご連絡ください。
適用方法につきましては 20061213_patch.pdf をご参照ください。
NUOPT 7 用累積修正パッチ
注意 : 本パッチは NUOPT 7 用です。NUOPT 7 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください!
本ページでは NUOPT 7 で発見された不具合の修正および新機能の追加のためのパッチに関する情報を掲載しております。
累積修正パッチの詳細な情報
本パッチでは次の不具合の修正および新機能の追加がされています。
wcsp 適用時、標準出力および .sol ファイルへ出力される目的関数値が不正確な件
All_constraints_satisfied (制約をすべて満たす解が発見された) で終了した際に、標準出力( VALUE_OF_OBJECTIVE... ) と .sol に出力する目的関数値が最終状態よりも悪いものとなる不具合の修正です。計算そのものおよび SIMPLE の Objective オブジェクトの値と解の出力は正常です。
wcsp の乱数の種を与える機能の追加
モデル中、solve() の前に
wcspRandomSeed = 任意の正の整数値;
と与えると乱数の種が与えられます。wcsp においては、単一の試行に時間をかけるよりも、乱数の種を変更して複数回の実行を行う方がよりよい解を出力できます。
求解の結果、変数に微小な値が入っている場合、丸めるという処理を追加
解において整数値となってしかるべき値が内部の数値誤差を反映し、整数値前後 1.0e-13 程度の値として出力されてしまうのを修正します。最も近い整数値との差が 1.0e-12 以下なら丸めます。.sol ファイルへもこの丸められた値が出力されます。
SIMPLE 形式データファイル(.dat)へパラメータ名のスコープ機能の追加
.dat ファイルの冒頭で、
_objectID_ = "スコープ名"
と記述することにより、その .dat ファイル内のパラメータ(変数)名に対して指定したスコープ名が修飾されます。
モデル側では、GlobalIDSet 型の定義により、それ以降のパラメータ(変数)名へスコープ名を修飾させることができ、スコープ名+パラメータ(変数)名の組み合わせで、.dat ファイルのパラメータへアクセスすることが出来ます。
(ex.) Scope1 というスコープ名の foo という名前のパラメータ
GlobalIDSet setIOname2("Scope1");
Parameter foo(name="foo");
また、以下の関数も同時に追加されました。
Expression::val::outputCSVrow("出力名");
求解後に「指定スコープ名.csv」というファイルが生成され、この中に指定出力名で値が出力されます。
(ex.) Scope2.csv というファイルへ変数 foo の値を出力
GlobalIDSet setIOname2("Scope2");
Variable foo(name="foo");
foo.val.outputCSVrow("foo");
内点法(trust region)で internal error が発生する不具合
内点法(trust region)で internal error の発生を抑えます。信頼領域法での信頼領域半径の計算に問題があるのを修正しました。
日本語表示が文字化けする不具合
アルゴリズムに WCSP を選択すると NUOPT GUI 内の表示ウィンドウが一部文字化けします。この問題点を解消します。
NUOPT/Global で内点法を利用すると Constraint Violated のエラー出力される不具合
NUOPT GUI が Administrator 権限以外のユーザで利用できない不具合
インストールマニュアルの「2.9 別のユーザでも使えるようにする設定」の手順通りに設定をしても、Administrator 権限以外のユーザで利用できないという不具合の修正を行います。
Boolean の解釈に関する不具合(2005年12月13日追加)
以下の Boolean の解釈に関する不具合の修正を行います。
- Boolean(DiscreteVariable == Parameter) の展開で Parameter が 0 になってしまう。
- Boolean(Table[DiscreteVariable] == Parameter) で "Impossible" が出てしまう。
- 添字付き集合の要素を用いて Boolean の中に用いると実行時エラーが発生する。
複数求解時の初期値代入に関する不具合(2005年12月13日追加)
モデルファイルで複数回 solve() を行う場合、二度目以降の solve() 前の Variable の初期値代入がスキップされてしまう不具合の修正を行います。
整数性を満たさない場合の前処理に関する不具合(2005年12月13日追加)
混合整数計画問題において、整数変数の整数条件が満たされないことが前処理で判明した場合、その情報を正しく伝えずに NUOPT が落ちてしまう不具合の修正を行います。
注意事項
- NUOPT 7 以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください
- NUOPT 7 の全てのバージョンに対応します (個別にチューニングされた NUOPT にも対応しております)。
- パッチの適用は NUOPT のインストール時 NUOPT のインストール後いずれも可能です。
- 本パッチを適用するとライブラリのバージョンは NUOPT 7.2.6d となります。
累積修正パッチの適用方法
累積修正パッチをご希望の方は 資料請求・お問い合わせ よりご連絡ください。
適用方法につきましては 20051212_patch.pdf をご参照ください。
NUOPT 6 Windows 版用修正パッチ
注意 : 本パッチは NUOPT 6 Windows 版用です。NUOPT 6 Windows 版以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください!
本ページでは NUOPT 6 Windows 版の GUI で発見された不具合の修正のためのパッチに関する情報を掲載しております。
修正パッチの詳細な情報
本パッチでは次の不具合の修正がされています。
Administrator 権限を持たないユーザでの実行において表示ウインドウが現れない不具合
CSV ファイルを GUI に取り込んで利用しているプロジェクトにおいて、モデルが実行できない不具合
CSV ファイルの内容を見ることができない不具合
CSV ファイルの内容を見ようとした際に
ファイルc:/PROGRA?1/NUOPT/Users//Work_****./vdmNode**.table.txt が開けません
というメッセージが出る場合がある不具合を修正します。
NUOPT 5 で作成したプロジェクトを NUOPT 6 に移行した場合に、元のファイルがアクセスできなくなる不具合
NUOPT 5 で作成したプロジェクトで、モデルあるいはデータファイルに対応するアイコンの名前に、Windows でファイル名として許されていない文字列:
< > ` " ? * : / \ | , ;
を含むものを用いると NUOPT 6 に移行した場合に、元のファイルがアクセスできなくなる不具合を修正します。
注意事項
- NUOPT 6 Windows 版以外をお使いの方は本パッチを適用しないでください
- 2004 年 4 月 13 日以前に納品された NUOPT については、パッチの適用をして頂く必要がございます。
- パッチの適用は NUOPT のインストール時 NUOPT のインストール後いずれも可能です。
累積修正パッチの適用方法
累積修正パッチをご希望の方は 資料請求・お問い合わせ よりご連絡ください。
適用方法につきましては 040413_patch.pdf をご参照ください。