-----------------------------------------------------------------
■【トピック】Text Mining Studio 新バージョン4.1 のお知らせ
-----------------------------------------------------------------
新年明けましておめでとうございます。
昨年中はひとかたならぬご愛顧にあずかり、厚く御礼申し上げます。
本年も、よりユーザ様のご利用に即した有益な機能、そして充実した
サポートの提供を求め努力して参る所存です。
2012年の年頭は、TMS 新バージョン4.1 の告知より始めさせていただき
ます。新機能として、分析面では『文章分類』のインタフェース刷新や
新手法の導入、また『時系列分析』では上昇・下降傾向といった
トレンドの抽出が可能となります。その他にも、バッチ実行時の
機能拡張や使いやすさ向上のための数々の修正が盛り込まれます。
そんな新バージョンをご紹介させていただく場として、1/25 に弊社
パッケージソフトの 新バージョン発表会 の開催が決定いたしました。
TMS 他各製品の画期的な新機能について解説させていただく、充実した
内容となっておりますので、是非足をお運びください。詳細は下記
「営業部からのお知らせ」をご覧いただきたく存じます。
本年も Text Mining Studio をどうぞよろしくお願い申し上げます。
(TMS開発リーダー 岩本 圭介)
-----------------------------------------------------------------
■【技術コラム】ことばネットワークの「共起」とは
-----------------------------------------------------------------
皆様、明けましておめでとうございます。
平素よりText Mining Studioをご愛用いただきありがとうございます。
かねてより、業界問わず皆様にご愛読頂いております書籍、「テキスト
マイニングで広がる看護の世界」の著者、服部兼敏 様によるText
Mining Studio(TMS)を利用した講習会が開催される事になりました!
詳細は下記「営業部からのお知らせ」の(※)をご覧ください。
つきましては、講習会に先立ちまして、「ことばネットワーク」に
ついてご紹介いたします。
ことばネットワークでは「共起関係」と「係り受け関係」のどちらを
抽出するかを選ぶことができますが、その「共起関係」とは何で
しょうか。
「共起」とは「共に起きる」と書くように、「同時に出現する」
ことを意味しています。矢印でつながったことばとことばはよく一緒に
使われていることばだと思ってください。
しかし、単純に一緒に使われている回数をカウントするだけでは、
関係の強さは見ることができません。
例えば、「携帯」という単語が 100 個の文章に出現していて、そのうち
10個の文章の中に「メール」という単語があるとします。
この場合、「携帯」が出ている文のうち 10% しか「メール」が出現して
いないので共起の関係はあまり強くないことになります。
このように、元々その単語がどのくらい出ているのかも考えて関係の
強さをみます。
では、矢印の向きにはどんな意味があるのでしょうか?
一言でいうと、矢印は「前提」から「結論」へとつながります。
上の例で「携帯」と「メール」の関係は強くないのか、というと、
そうとも限りません。
「メール」という単語が出てくる文章が 10 個だけだとすればどうで
しょうか。この場合、「メール」が出てきている全ての文 (100% の文)に
「携帯」がでているので、「メール」から見た「携帯」との共起の
関係は、とても強いことになります。このように、同じ二つの単語の
組み合わせでも、どちらを「前提」とするかによって、関係の強さは
変わってきます。
上記の例では、「携帯」を前提としたときの「メール」との共起は強く
ありませんが、「メール」を前提としたときの「携帯」との共起は強い、
ということになります。
このとき、矢印は共起の強い関係を、「前提」→「結論」と
つなげるので、「メール」→「携帯」とつながります。
こういった関係を見ることでどのような発見につながるのでしょうか。
例えば、あるお菓子の口コミの分析で
「大好き」→「塩加減」←「風味」
という関係が出てきたとします。この場合、「塩加減」についての
話題で、「大好き」ですとか、「風味」がよいという意見がよく見られる、
とみてとることができます。
このように俯瞰的にどのような話題があるかを見つけ出す、これが
「ことばネットワーク」の大きな利点です。
「まず大雑把にどんな話題があるのかをみたい」というような場合、
是非ことばネットワークをご利用ください。
今回の内容を含め、詳しいことは、マニュアルの244ページから 12.7.1.
ことばネットワーク に詳細を載せております。
次回、本メールマガジンで記載ご希望の内容などがございましたら
サポート宛にご連絡ください。
サポート;vmstudio-support@ml.msi.co.jpまでご連絡ください。
ご要望・ご意見などもお待ちしております。
(TMS開発担当 花島 空)
-----------------------------------------------------------------
☆営業部からのお知らせ☆
-----------------------------------------------------------------
■(※)「テキストマイニングで広がる看護の世界」の著者、服部兼敏様
による講習会受付を開始致しました。<2月4日、5日開催!>
http://www.msi.co.jp/tmstudio/support.html
■ユーザー様対象の体験セミナー 開催決定!
皆様からのご期待に応じて、体験セミナーのユーザー様バージョンを開
催致します!
詳細: http://www.msi.co.jp/tmstudio/seminarUsers.html
■ユーザーコンファレンスのご報告
2011年のユーザーコンファレンスにおいては 過去最高レベルの
ご来場者様数で大盛況にて終了致しました。
ご講演頂いた皆様、そしてご来場頂きました皆様に心より御礼申し上げ
ます。
開催・講演内容詳細 http://www.msi.co.jp/userconf/
■新バージョン発表会
http://www.msi.co.jp/packages/newversion2011.html
■スキルアップセミナー
http://www.msi.co.jp/tmstudio/seminarSkillup.html
■TMSメルマガにつきまして、今後皆様へTMS情報を発信して参ります。
記載ご希望の内容などがございましたらご遠慮なくご一報ください。
ご連絡先Eメール:vmstudio-info@ml.msi.co.jp (電話:03-3358-6681)
以上、
本年も何卒よろしくお願い致します。
(TMS営業担当 湯淺 麻紀子)