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Text Mining Studio 6.2 リリース
~ 新アドオン 類義語アドオン リリース! ~
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立春を迎え、少しずつですが陽射しにも変化を感じております。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
当社では、今月 Text Mining Studio (TMS) の新バージョン 6.2 を
リリースいたします。今回のリリースでは、新たに「類義語アドオン」を
追加しております。
類義語アドオンはお持ちのテキストデータから単語の分散表現と
呼ばれるものを作成し、文脈の似た類義語を自動的に抽出するための
アドオンツールです。
下記パンフレットも是非ご覧ください。
http://www.msi.co.jp/tmstudio/TMSSynonymAddon.pdf
類義語アドオンは 64bit OS でのみ動作いたします
(TMS 単体ですと 32bit OS でも動作いたします)。
類義語アドオンには、Wikipedia などから作成した大規模分散表現を
同梱しております。インストーラは TMS や VMS など当社製品インストール
DVD とは別の DVD に収録しております。トライアルお申し込みの際は
是非ご連絡ください。
今後とも、Text Mining Studio ご活用頂きたく存じます。
★ 重要なお知らせ ★
Text Mining Studio (TMS) は 32bit OS のサポートを 2020年2月 に
終了します。
※2019年2月リリースのバージョン 6.2 は 32bit OS でも
ご利用いただけます。
(TMS担当 主任研究員 古賀 久芳)
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■【技術コラム】TMS-tips その2-複数のテキスト列の分析方法【後編】
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みなさまこんにちは。TMSチームの中島です。
前回の技術コラムでは「複数のテキスト列の分析方法【前編】」と題しまして
製品 A ... 現行の製品 A に対する意見
製品 B ... 製品 A の後継である試作製品 B への意見
の列名があるデータを例に、
1. 複数のテキスト列を含むデータを取り込む方法
2. 複数のテキスト列を用いた分析の概要
3. 製品ごとの特徴を探る分析方法
をご紹介いたしました。
URL:https://www.msi.co.jp/tmstudio/mailmagazine/backnumberVol30_20180928.html
ユーザ名:tms
パスワード:msi
今回は「複数のテキスト列の分析方法【後編】」と題しまして、
上記と同じデータを例に
4. 「製品 A」「製品 B」に対する意見の関連を探る分析方法
をご紹介いたします。
□ 4. 「製品 A」「製品 B」に対する意見の関連を探る分析方法
「製品 A」「製品 B」に対する意見の関連を探るには、一方の列で分析した
結果に基づいて、もう一方の列を分析するという、列をまたいだ分析を
行っていきます。
具体的には
4-1.「製品 A」列を分析し、「製品 A」に対する意見を属性として付与
4-2. [4-1.] で付与した属性を用いて、「製品 B」列を分析
という手順で行います。
□ 4-1.「製品 A」に対する意見を属性として付与
まずは「製品 A」に対する意見を抽出します。
TMS 画面右側の[結果リスト]にある「製品 A」という名前の分かち書き
結果名をクリックして、選択した状態にします。
この状態で、TMS 画面左側の[解析]の一番上にある[解析対象]のプルダウン
メニューが「製品 A」であることを確認して、分析名をクリックし分析を
実行すると、「製品 A」列のみのテキストの分析が可能です。
テキストの内容から意見のまとまりを属性として付与するには、
グルーピングやことばネットワーク、文章分類などのカテゴリチェック表を
利用し、以下の手順を実行します。
1. カテゴリチェック表右下の[属性の生成]ボタンをクリック
2. [属性化の方法]にて[全カテゴリを1つの属性として生成]にチェック
3. [属性名]に任意の属性名を指定し、右下の[属性を生成]をクリック
属性が生成されましたら、[属性]画面が表示されます。一番右側の列が
新たに作成した属性列です。
テキストから属性を作成する方法につきましては、
TMSチュートリアル
+- 第 3 部 第 3 章 第 1 節 テキストの内容から属性を生成する
にて詳細にご説明しております。ぜひご参照ください。
「製品 A」のテキストから作成した属性は、対応する「製品 B」の列にも
同じ属性値が付与されます。
この属性値を用いて、「製品 B」のテキストを分析していきましょう。
□ 4-2. [4-1.] で付与した属性を用いて、「製品 B」列を分析
「製品 B」列の分析を行うには、TMS 画面右側の[結果リスト]にある
「製品 B」という名前の分かち書き結果名をクリックして、選択した状態に
してください。
「製品 B」列の分析の際に、「製品 A」列から作成した属性を用いることで、
「製品 A」と「製品 B」のクロスの分析が可能です。
例えば、単語頻度解析の設定画面にて、「製品 A」属性を指定し、
[クロス集計]にチェックを入れると、「製品 A」属性と「製品 B」列の
単語のクロス集計表を作成できます。
また、特徴語分析で「製品 A」属性を指定することで、「製品 A」に対する
意見ごとに特徴的な「製品 B」の意見は何かを見ることができます。
既存の「製品 A」に対して好評意見を持っていた人が、後継の「製品 B」
に対してどのような意見を持っているか、をみる分析が可能です。
複数列のテキストの分析につきましては、他にもさまざまな利用が可能です。
例えば、特許文書の「課題」と「解決手段」を分析することにより、
どのような課題にどのような解決手段があるかを見ることができます。
また、コールセンターに寄せられた「お問い合わせ」と「対応」についての
テキストデータを分析することで、どのようなお問い合わせにどのように
対応したのかを可視化し、マニュアルや FAQ の作成・整備に
ご活用いただけます。
TMS のスキルアップセミナーでは、コールセンターに寄せられた
「お問い合わせ」「オペレータ対応」のデータを使って、グルーピングや
文章分類などの分析からカテゴリデータを作成する方法や、複数列の
分析方法をご紹介しております。
ユーザーの方はぜひお越しくださいませ。
スキルアップセミナー
https://www.msi.co.jp/tmstudio/seminarSkillup.html
その他のセミナーのスケジュールは以下からご覧いただけます。
セミナースケジュール
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少しでもみなさまのお役に立てれば幸いです。
その他、お使いの上でご不明な点や機能改善のご要望、また
メルマガで取り扱って欲しい話題などございましたらお気軽に
サポートまでご連絡ください。
サポート:tmstudio-support@ml.msi.co.jp
(TMS開発担当 中島 ミホ)
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ご連絡先Eメール:tmstudio-info@msi.co.jp
(TMS営業担当 湯淺)