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6.8 Nuorium Optimizer求解オプション

 プログラム内でNuorium Optimizerの動作を制御する求解オプションを設定することができます.

 C++SIMPLEモデルに対して求解オプションを設定するには,モデルやドライバ中に

options.求解オプション名 = 値;

と書きます.“options”は大域的に有効なnuoptParamのクラスオブジェクトです.設定した内容は次のNuorium Optimizerの起動時に反映されます.“options”は大域的に有効なので,以前の指定が残ることにご注意ください.

 solveLPsolveQPを用いて問題を解く際にNuorium Optimizerの求解オプションを設定するには

nuoptParam param;

のようにNuorium Optimizerの求解オプション群を示すnuoptParamなるクラスのオブジェクトを定義して(名前は任意),

param.求解オプション = 値

として,求解オプションを設定,そのnuoptParamのオブジェクトをsolveLPsolveQPの最初の引数として与えます.こうすると,その問題を解く際(solveLPsolveQPのコール)に対してここで設定した求解オプションが与えられます.例えばモデルのアルゴリズムを単体法に指定する場合は,

nuoptParam param;
param.method = "simplex";

と書きます.

 nuoptParamクラスで設定できる求解オプションは,モデリング言語C++SIMPLEのoptionsで定義できる求解オプションと同じです.設定できる求解オプションの詳細については「Nuorium Optimizerマニュアル」の「求解オプション設定」をご参考ください.


 

 

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