バックナンバー Vol.9 2020 年 03 月 16 日発行

BayoLinkSの注目機能のご紹介

BayoLinkSメールマガジン

平素より BayoLinikS をご愛用いただき誠にありがとうございます。

今年度もいよいよ後わずかとなりましたが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。

BayoLinkSはバージョン7.3がリリースとなりました。
保守加入の皆様には順次お手元にお届けしているところでございます。

さて、今回のメールマガジンでは、永くお使いいただいている
ユーザーの皆様に向けて、従来製品のBayoLinkと現行のBayoLinkSの
「違い」に着目して機能をご紹介いたします。

【今回のテーマ】 
『 BayoLinkSの注目機能のご紹介 』

BayoLinkSは、当社の分析基盤Visual Analytics Platform(通称:VAP)
と従来のBayoLinkを合流させ、大幅な機能強化を図ったものです。

特に重要な強化点として、ここでは次の2つを挙げたいと思います。
(ここで割愛させていただいた機能はまた別の機会で…)

強化点1.
  ベイジアンネットワークの確率推論まわりの機能を再実装し、
  処理が高速化され、使い勝手も向上しました。

強化点2.
  VAPの持つ強力な前処理機能が、丸ごと使えるようになりました。


◆ 強化点1 確率推論まわりの強化

・確率推論

BayoLinkSは直感的な操作が魅力です。ベイジアンネットワーク上で
推論モニタを表示させれば、既知の値(エビデンスと言います)を
入力して、すぐに推論を実行させることができます。

このような一件一件のインタラクティブな操作ではなく、
様々なパターンのエビデンスの組み合わせに対して、
一括で高速に推論を行いたい場合には、
VAP上で使える「BayoLink-推論」アイコンが便利です。
欠損値を予測対象にして、穴埋めに用いることもできます。

・感度分析

感度分析は、着目する変数(目的変数とも言います)に影響を
及ぼす重要な変数を調べるのに使える機能です。

VAP上で使える「BayoLink-感度分析」アイコンは、
従来の機能に比べても大変高速なのでおすすめです。
複数の目的変数を指定できる点など、使い勝手も大幅に向上されて
います。従来の機能で処理に時間がかかったり、メモリ不足で使う
ことができなかった方は、ぜひ試してみてください。


・モデル検証

構築したベイジアンネットワーク(モデルと言います)が、
未知のデータに対してどの程度の予測精度を示すのか、性能を
評価するのに用いるが(モデル)検証機能です。

VAP上の「BayoLink-検証」アイコンは、正解値と一緒に予測結果
をデータとして保持します。シームレスにVAPの可視化機能に
つなげられ、より詳細にモデル評価することができるため、
大変重宝します。


◆ 強化点2 前処理機能の強化

前処理機能の内で使用頻度が高いものに、次にあげる4つの機能
があります。

 ・クリーニング
 ・グルーピング
 ・離散化
 ・マージ

ここでは、これらの機能を簡単にご説明しましょう。
前処理は必須だが、まだ使ったことがないという方は、
ぜひ一度お試しください。

クリーニングは、欠損値や外れ値を含む行を削除したり、
値を別の値で置き換えるときに利用するものです。

グルーピングは、カテゴリ値を少数の項目にまとめ上げるのに
用います。月を季節に変換するのがその一例です。

離散化は、数値をカテゴリ値に変換するのに使います。
気温(度)を高・中・低という文字列に変換する、といった
場合に利用できます。

マージは複数のデータを結合して1つのデータにするときに
利用します。顧客マスタとアンケートデータを結合させる場合など
に使うことができる、便利な機能です。

これまで、手作業だったり、データベース上でSQLで行っていた
ような面倒な前処理が、VAPという1つの環境の中でまとめて
処理できるため、苦労されていた方ほど便利さに気づかれる
かもしれません。


                                                                    (2020. 3. 16  山口 裕)