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Visual R Platform ver.1.3 新機能紹介

アイコンの新規追加/改良

以下のアイコンが新規に追加または改良されました。

アイコン名 新規/改良
分析       
一般化線形回帰新規
線形回帰改良
多項ロジスティック回帰改良
予測改良
ARIMA分析新規
ARIMA予測新規
移動平均新規
独立性の検定改良(旧カイ二乗検定)
ウィルコクソン順位検定新規
前処理       
マージ改良
行結合新規
列結合新規
データハンドリング改良

新機能紹介

一般化線形回帰

一般化線形回帰は、線形回帰の考え方を正規分布以外のさまざまな確率モデルに適用する統計手法です。 例えば、事故件数などの特定のイベントの発生数を予測する場合、確率モデルとしては正規分布よりも、ポアソン分布のほうが適しています。 また、リンク関数との組み合わせにより、合計10種類の確率モデルの中から選択することができます。






ARIMA分析/ARIMA予測

新しいARIMA分析/ARIMA予測アイコンには次の機能が追加されました。

  • カテゴリ変数を含む列を説明変数に指定できる回帰機能
  • 指定された範囲でより良いモデルを見つけるモデル探索機能
  • 外生変数があるデータからの予測機能



移動平均

移動平均アイコンにより、時系列データにおいて、区間をずらしながら一定区間ごとの平均値を求めることができます。 これにより、時系列データの長期的な傾向を把握することが可能です。

独立性の検定

独立性の検定としてよく使われる、ピアソンの検定と、フィッシャーの正確確率検定を一つのアイコンにまとめました。 これにより、独立性の検定がより使いやすく、分かりやすいものになりました。

ウィルコクソン順位検定

ノンパラメトリック検定理論において代表的な手法である、ウィルコクソン順位和検定とウィルコクソン符号付順位検定を、 1つのアイコンとして追加しました。
これにより、任意の連続分布における

  • 2つの分布の同一性の検定(ウィルコクソン順位和検定)
  • 2つのデータの値の差の有意性の検定(ウィルコクソン符号付順位検定)
を行うことが可能となりました。

マージ、行結合、列結合

マージアイコンは、パラメータ設定画面のUIが刷新されました。以前のものと比べて非常にわかりやすいものとなっています。 また、以前のマージアイコンに含まれていた、行結合、列結合の機能が分離され、2つの独立したアイコンとなりました。

データハンドリング

重み付き集計機能が改良されました。また、パラメータを変更して再度実行した際に、以前の結果を上書きできるようになりました。

旧バージョンから削除されたアイコン

アイコン刷新に伴い、以下のアイコンが削除されました。

ARIMAモデル

ARIMA分析アイコンに統合されました。

カイ二乗検定

独立性の検定アイコンに名称変更されました。また、適合度検定オプションは廃止されました。

その他

スピード向上

データビューアでのデータのブラウズが高速化されました。以前のバージョンと比較して2倍から3倍程度高速になっています。

その他、既存の機能に関して、多くの改良・修正が行われています。

対応するRのバージョン

    Visual R Platform ver.1.3 は次のバージョンに対応しています。

  • R 3.1.3
  • R 3.2.3