2025年01月06日
お知らせ
新年明けましておめでとうございます
2024年は生成AIや量子コンピューティングをはじめ、AI・数理科学分野で多くの新しい進歩や融合が見られた一年でした。
当社は「数理科学とコンピュータサイエンスにより現実世界の問題を解決する」をミッションに、引き続きより実用性と価値あるものを創造していきます。
2025年は、さらに多様なAI・数理科学が活用され、新たな技術革新が生まれていく一年になると確信しております。
数理科学の専門家集団として、近年の目まぐるしい技術革新の最前線を先導し、皆様のビジネスの発展に尽力してまいります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
株式会社NTTデータ数理システム
代表取締役社長 箱守 聰
生成AI活用の広がりと、業務活用への要領
昨年は生成AIの活用がさらに広がる一年でした。
技術検証という枠組みから飛び出し、多くの企業でより身近で具体的な業務への活用が進んだのではないでしょうか。
当社でも、多くの生成AI活用案件をご支援しました。
目覚ましい研究の進展が過去の課題を解決し続けている一方で、現状の生成AIを業務に適用しようとすると多くの壁が立ちはだかります。
MSIISMコンファレンス2024 「数理システムの考える生成AIビジネス活用 ~今、生成AIの使い所は?~」講演資料より
生成AIモデルの仕組みや技術の動向を適切に理解するとともに、お客様の業務の整理もご支援し、技術革新があっても検討の結果や実装が資産として活用できるように、皆様の生成AI活用の支援を行って参ります。
MSIISMコンファレンス2024 「数理システムの考える生成AIビジネス活用 ~今、生成AIの使い所は?~」講演資料より
従来型の数理科学技術も、生成AIと組み合わせることで応用がより広がります。
MSIISMコンファレンス2024 「数理科学と生成AIで革新を」講演資料より
生成AIも含めて、さらなるAI・数理科学の発展・活用の一端を担うべく、今後もAI技術、コンサルティング技術の両面で研鑽に励んで参りますので、引き続きご愛顧いただけますと幸いです。
ノーベル賞について
10月にはノーベル賞が発表され、物理学賞と化学賞でAI関連の研究が受賞しました。
物理学賞を受賞したジェフリー・ヒントン氏は、2012年の
ILSVRC(画像認識のコンペティション)で深層学習モデルで圧勝し、現在に至るまでの深層学習ブームの発端と作るとともにその後の進展を支えた研究者です。
当社の機械学習分野の業務領域にとって身近なヒントン氏が受賞したこと、情報分野としての性質の強いAI関連の研究が物理学賞を受賞したことで、当社の中でも大きな話題となりました。
化学賞は囲碁Alの AlphaGo の開発でも有名なDeepMind社のチームが、タンパク質の構造予測の研究で受賞しました。
DeepMinind社の強化学習の取り組み、マテリアルインフォマティクス関連の研究は当社の業務とも地続きで、研究内容を参考にしています。
「AI」が研究の中でも重要な位置を占めることを如実に示すとともに、ノーベル賞級の研究と当社の事業がつながっていることを体感するビッグニュースでした。
「数理科学とコンピュータサイエンスで現実世界の問題を解決する」をミッションとする当社として、このような先進研究と皆様のビジネスをつないでいきたいと考えています。
MSIISM Conference 2024
昨年10月 MSIISM Conference 2024(旧数理システムユーザーコンファレンス) を開催し、 多くのお客様にご来場いただきました。
「数理科学と生成AIで革新を」をテーマに、株式会社セブン&アイ・ホールディングスの特別講演をはじめ、
全 8 講演、総勢14名の講演者の方々にご登壇いただきました。
また、ご来場者様との議論や情報交換をより活性化すべく「こんなことも聞いてもいいんです会」を新たに企画し、
総勢 50 名ほどの方と濃密な個別ディスカッション・ご相談の機会となりました。
ご講演は1月31日まで期間限定で絶賛オンデマンド配信中です。
MSIISM Conference 2024 にご参加いただけた方でもう一度見たいという方も、ご参加いただけなかった方も、皆さま、ぜひお申し込みください。
当社公式Facebookページ、ぜひご覧ください
昨年より、公式Facebookページの運用を開始しました。
みなさまのタイムラインへ当社の技術、課題解決の事例に関する注目情報をお届けします。
「数理科学とコンピュータサイエンスで現実世界の問題を解決する」というミッションを達成すべく、
どのような取組みを行っているのか、ぜひこちらのページへ「いいね!」してご覧ください。