2024年01月05日

お知らせ

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謹んで新年のご挨拶を申し上げるとともに、このたびの令和6年能登半島地震により被災された皆さまに謹んでお見舞い申し上げます。
皆さまの安全と一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。

2023年は、生成AIが大きな話題となった一年でした。
当社ではこれまで培ってきた技術や経験に加えて、新たな技術を追求し、 当社社員が主著者の論文がICMLに採択されるなど、様々な研究活動に取り組んでまいりました。

また、長年開催してまいりました数理システムユーザーコンファレンスを、MSIISMコンファレンスと名称から刷新し、「AI・数理科学の『今とこれから』」をテーマに開催しました。
多くの方々との「つながり」をいただき、大盛況のうちに終えることができました。これもひとえに皆様のご愛顧とご支援によるものと深く感謝しております。

2024年もどうぞよろしくお願いいたします。

株式会社NTTデータ数理システム
代表取締役社長 箱守 聰

AI活用のための技術研鑽

昨年はChatGPTに代表される生成AIが大きな注目を浴び、多くの企業でビジネスでの活用の検討が行われました。 当社でも、自社内での活用の検討、お客様の課題に対する適用のPoC、共同研究などを進めています。

活用事例記事:
LLMのビジネス活用 ~OpenAI APIによるQAアプリ作成事例~

他方、既存のサービス・ライブラリを応用的に利用するという立場に留まらず、基礎となる理論の理解、新手法の提案なども重視しています。
アカデミックな活動も推奨しており、当社社員が主著者でICML(※)に採択された下記の論文をはじめとして、様々な研究活動に取り組んでいます。

論文:
Tomoya Murata and Taiji Suzuki: DIFF2: Differential Private Optimization via Gradient Differences for Nonconvex Distributed Learning (ICML2023)
論文著者紹介:
村田 智也:データサイエンスにおける 研究と実用の二刀流

※ ICML(International Conference on Machine Learning)は機械学習のトップカンファレンスです。ICML 2023 の論文採択率は 27.9% で、難関国際会議として知られています。

機械学習の分野では今年も大きな進展があると期待されますが、「数理科学とコンピュータサイエンスで現実世界の問題を解決する」というミッションを実現し、理論・応用の両面でお客様の期待に応え続けるために、今年も研鑽を続けていく所存です。

MSIISM Conference 2023

昨年11月22日、東京コンファレンスセンター・品川にて MSIISM Conference 2023 を開催し、多くのお客様にご来場いただきました。

これまで長年「数理システムユーザーコンファレンス」として開催してまいりましたが、昨年から、MSIISM Conference と名前を改めました。
当社製品のお客様以外の方々とも幅広くコミュニケーションを取れる場としてより発展させていきたいと考えています。

「AI・数理科学の『今とこれから』」をテーマに、2つの基調講演をはじめ、全14講演、総勢18名の講演者の方々にご登壇いただきました。

コンファレンス終了後の懇親会には200名ほどの方がご参加くださいました。
オンラインでの便利さを存分に享受しているここ数年ではありますが、 顔を合わせたリアルでのコミュニケーションをお楽しみいただけた場となりました。

ご講演は1月31日から2月29日まで期間限定でオンデマンド配信いたします。下記のページにて事前登録を受け付けております。
MSIISM Conference 2023 にご参加いただけなかった方も、ご参加いただけたけれど隣のホールのご講演が聞きたかったという方も、もう一度ご講演が聞きたいという方も、ぜひお申し込みください。

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