5.7.10 分枝限定法における足切り点
- オプション名
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モデリング言語/nuopt.prm オプション名 PySIMPLE Problem.options.branchCutoff C++SIMPLE options.cutoff RSIMPLE options.cutoff nuopt.prm branch:cutoff - 設定値
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型 実数値 デフォルト値 未定義 最小値 無制限 最大値 無制限 値 意味 任意値 指定値で足切り点を設定する - 詳細
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- 本オプションで足切り点を設定した場合,足切り点より悪い解しか与えないことが解った部分問題は探索の対象から外します.最小化問題においては,緩和問題における目的関数値(緩和値)が足切り点より大きい場合,該当の部分問題で枝刈りが行われます.
- 本オプションは,最小化問題において目的関数を
,足切り点を
とした場合,
という制約式を追加することと類似しています.
- 本オプションを適切に設定することにより計算の無駄を省くことができます.例えば,明らかに大きい目的関数値を持つ実行可能解を避けたい場合などに有効です.
- 厳しく設定しすぎると実行可能解がないというエラーになりますので,注意が必要です.
- 分枝限定法における目的関数の目標値設定(5.7.17)とは異なるので注意が必要です.目標値の場合は,実行可能解が見つかったら終了となるため,設定する/しないで探索プロセスは変わりません.足切り点は設定されることにより,探索プロセスが変わります.
- 関連
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- 5.7.17 分枝限定法における目的関数の目標値設定
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