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B.6 シンセシスソルバー

 シンセシスソルバーでは「Supervisor」および「Worker」と呼ばれる役割が協調して処理を行います[17].Supervisor は並列化動作を統制し,Worker は与えられたタスクを処理します.

 シンセシスソルバーは Racing [18] という並列化手法を用いて,分枝限定法と重み付き局所探索法を並列実行します.Racingでは,複数の解法を同時に走らせ(レースさせ),最も良い結果を得ます.具体的には,異なる求解オプションや異なる初期解を用いた複数の分枝限定法と複数の重み付き局所探索法が,同一の問題を解きます.各 Worker は発見した実行可能解などの情報をリアルタイムで共有します.このように,異なる特性を持つ解法が協調して探索することで,単一の解法での求解に比べた効率化を図ります.

 シンセシスソルバーは非決定性並列処理のため,同じ計算環境かつ同じ入力データであっても,異なる計算プロセスを経る可能性があります.


 

 

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