5.10.1 追加操作 add
add(追加される要素オブジェクト[, 条件式]);
- 集合Setの操作
add()
は集合に要素を追加します. add()
の引数は,単一の要素を入れることも,添字を与えることも可能です.- 引数に添字が与えられた場合,添字展開された要素が追加されます.
- 第2引数の条件式は省略可能です.
条件式を2番目の引数として与えると,引数である要素オブジェクトの展開される範囲が限定されます.
以下にadd()を用いた例を示します.
Set S = "1 2 3"; Set T = "4 5 6"; Element i(set = S); S.add(7); // S には 7 が追加される T.add(i); // T には {1 2 3 7} が追加される
条件式を2番目の引数として与えると,引数である要素オブジェクトの展開される範囲が限定されます.
例えば以下の例では集合Uに追加する添字iの範囲をi < 3
という条件で限定しています.
Set S = "1 2 3"; Element i(set = S); Set U; U.add(i, i < 3); // U には "1 2" が追加される
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