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12.4 for文内部における宣言

 C++SIMPLEはC++との親和性が高いため,例えばfor文などを記述することができます.ただしこのような制御構文の内部にSIMPLEオブジェクトを定義する場合は注意が必要です.例えばfor文を記述するとfor文内部で宣言されたSIMPLEオブジェクトは,for文内部の回数分だけされます.

 以下は具体例です.

for(int a = 0; a < 3; ++a)
{
    Variable x;
}

 上記のように記述するとVariableオブジェクトであるxが三つ定義されます.

 制御構文であるfor文やwhile文を用いる場合は,これらの外においてSIMPLEオブジェクトを定義することが推奨されます.ただし定数Parameterについては,制御構文内部で利用されることが想定されている「可変定数VariableParameter」があります.詳細は9.4可変定数を参照してください.


 

 

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