8.1 データファイルの機能
C++SIMPLEでは,定数Parameter
の値,集合Sの要素,変数Variable
の初期値をデータファイルと呼ばれる外部ファイルから与える事ができます.データファイルにはdat形式データファイル(拡張子.dat),csv形式データファイル(拡張子.csv)の二種類が存在し,それぞれ利用方法が異なります.
データファイルを用いることで,数値のみが異なる数理最適化問題を簡便に扱う事ができます.
一つのモデルファイルは,複数のデータファイルを利用する事ができます.複数のデータファイルを利用する場合,それらの形式を統一する必要はありません(dat形式とcsv形式が混在していても問題ありません).以下は,モデルファイルmodel.smpとデータファイルdata1.dat, data2.csvをコマンドラインから使用する例です(Windows版).
prompt% mknuopt model.smp
prompt% model.exe data1.dat data2.csv
データファイルを引数に与える順番は任意です.すなわち,次のコマンドは上記と等価です.
prompt% model.exe data2.csv data1.dat
同じ対象に対して複数のデータファイルから値を設定した場合,エラーとなります.
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