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5.12 数列集合Sequence

 数列集合Sequenceは,等差数列が成す集合を表現するためのものです.引数にfrom, to, byを指定することで,fromからtoまでの間にby刻みの要素が作成されます.次の例では,1から9までの2刻みの要素を作成しています.

Sequence S(from = 1, to = 9, by = 2);
// Set S = "1 3 5 7 9";と同等

 刻み幅が1でない大規模な集合を扱う際に有用です.ただし,数式集合Sequenceについては集合Setと異なり自動代入機能は利用できません.

 数列集合Sequenceは順序集合OrderedSetで利用可能な関数

// Sequenceのメンバ関数
Element first();    // 最初の要素を返す
Element last();     // 最後の要素を返す
Element next(const Element& i); // 要素iの次の要素を返す
Element prev(const Element& i); // 要素iの前の要素を返す
int position(const Element& i); // 要素iの位置を返す
Element elementAt(int p); // 場所pにある要素を返す

を利用することができます.


 

 

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