列追加アイコンを利用して、数値列同士で四則演算をする方法を解説します。
説明
テーブルの列の値同士の四則演算をしたい場合があります。
MSIPでは、列追加アイコンを利用することで、列の値同士の四則演算をおこなえます。
以下は、S_1
列とS_2
列があるとき、それぞれの列の値の和を計算し、S_1 + S_2
列とした例です。
使い方
テーブルデータに、数値列のS_1
とS_2
があるとします。
- データに列追加アイコンを接続します。
- パラメータ設定画面を開き、「追加する列名」に任意の列名を入力します。
- 「計算式」に
table[列名] 演算子 table[列名]
を入力します。例えば、列S1と列S2の値の和を計算する場合には、table["S_1"] + table["S_2"]
と入力します。
- 実行すると、計算結果の列が追加されたテーブルが出力されます。
分析への応用
例えば、テーブルデータに売上
と費用
の列があるとします。
予め売上
から費用
を引いた列として利益
の列を用意しておくことで、的確な分析をおこなえる場合があります。
この場合だと、分析アイコンの目的変数として利益
を用いることで、利益
に影響を与えている説明変数は何か、といった分析をおこなうことができます。
OnePoint
四則演算の他にも、列の値のsin
、cos
、tan
の値を計算することなどもできます。
詳しくは、設定画面の関数名の説明や、マニュアルの列追加アイコンの節をご参照ください。
関連項目
- MSIPマニュアル
- 3.8.9. 列追加
- MSI DataFrame ドキュメント
- 3.3. MSI DataFrame API リファレンス