5.5.3 解法 wcsp タブーサーチにおけるスレッド数上限
- オプション名
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モデリング言語/nuopt.prm オプション名 PySIMPLE Problem.options.threads C++SIMPLE options.wcspthreads RSIMPLE なし nuopt.prm wcsp:threads - 設定値
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型 整数値 デフォルト値 1 最小値 -1 最大値 無制限 値 意味 -1 適切なスレッド数を自動的に設定する 0 単一のスレッドで実行する 1 単一のスレッドで実行する 指定された値のスレッド数で実行する - 詳細
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- 解法 wcsp タブーサーチは並列処理を行うことができ,異なる初期値から探索を独立に行います.探索同士での情報のやりとり(通信)はありません.この並列処理により,マルチコア環境において複数試行を効率よく行うことができます.
- 本オプション値は解法 wcsp タブーサーチにおける並列処理のスレッド数上限(並列数上限)を定めます.
- 本求解オプションは「試行回数」と合わせて利用します.例えば,計算回数を 8 回,スレッド数上限を 2 に設定する場合,C++SIMPLE では以下のよう記述します.
options.wcspTryCount = 8; options.wcspthreads = 2;
上記のように設定をすることにより,各スレッドで試行回数を 4(= 8 / 2) 回とする実行が行われます. - 推奨されるスレッド数は,実行する計算機の物理コア数以下となります.同時マルチスレッディング技術により論理コア数が物理コア数よりも多くなっている場合がありますが,この場合も物理コア数以下に設定することが推奨されます.
- 本求解オプションのデフォルト値は 1 となっているため,並列化を有効にする場合は 2 以上の値を設定してください.
- 関連
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- 5.5.2 解法 wcsp タブーサーチにおける試行回数
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