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5.8 MPSファイルに関する設定

 この節ではMPSファイルから問題を入力する際の付加情報の指定方法を解説します.MPSファイルに対する付加情報に関しては,求解オプションファイルnuopt.prmを用いて指定する方法のみが提供されています.

  • 最小化,最大化の指定
    MPSファイルから読み込んだ問題を目的関数の最小化問題/最大化問題のいずれとして解くかを指定します.初期設定は最小化です.
    maximize
  • 各種ラベル名
    これらはMPSファイル中に複数のRHS/BOUNDS/RANGE/目的関数行があるとき,実際の計算で用いるものを指定します.
    デフォルトでは最初に現れたものとなります.
    mpsfile:rhs = 文字列   (RHS ラベル名)
    mpsfile:bou = 文字列   (BOUNDS ラベル名)
    mpsfile:ran = 文字列   (RANGE ラベル名)
    mpsfile:obj = 文字列   (目的関数行ラベル名)
    上記に関して該当するラベルを持つものが存在しない場合には,以下のようなエラーが出力されます.
    (MPS FILE 13) Specified rhs: RHS データラベルnot found
    (MPS FILE 11) Specified bound: BOUND データラベル  not found
    (MPS FILE 15) Specified range data: RANGE データラベルnot found.
    (MPS FILE 12) Specified objective: 目的関数行名not found

 

 

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