2.7 結果出力関数
ここまでは,結果の出力にはprint()
を使用してきましたが,C++SIMPLEは他にも書式指定出力関数simple_printf()
があります.
以下,simple_printf()
の機能を簡単に紹介します.なお,説明中にC++言語の機能にふれる記述があります.C++言語については,C++言語の参考書等を参照してください.
simple_printf()
は書式を細かく指定できる出力関数です.
結果の確認程度の用途ならばprint()
で十分ですが,出力書式を細かく指定したい場合にはsimple_printf()
を使用すると便利です.ここでは,運転日数の出力部を以下のように変更してみます.
x[i].val.print();
↓
simple_printf("油田 %d の最適運転日数 = %d\n", i, x[i]);
対応する実行結果出力は以下のようになります.
油田 0 の最適運転日数 = 2 油田 1 の最適運転日数 = 3
関数simple_printf()
の書式指定は,
simple_printf(出力書式指定, 出力対象1, 出力対象2, ...)
となります.
出力対象には,変数,式,定数,目的関数,添字,など集合以外の任意のものを任意の個数だけ指定できます.出力書式指定の指定方法は,C++言語の標準関数printf()
の書式指定と同様のものが指定できます.
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